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WRCチャンピオンのオジエがF1マシンを初体験。「僕にとってセナはアイドルだった」

2017年07月19日 18:52  AUTOSPORT web

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レッドブルリンクでRB7をドライブしたセバスチャン・オジエ
WRC世界ラリー選手権を4連覇中の王者、セバスチャン・オジエがレッドブルリンクでF1マシンデビューを果たした。

 幼少期、アイルトン・セナの走りを見てF1参戦を夢見たというオジエは、サーキットではなくラリーで活躍。2013年にWRCチャンピオンに輝くと、そこから2016年まで4連覇を達成し、2017年シーズンもランキングトップにつけている。

 そんなオジエはWRCの短いサマーブレイクを活用してレッドブルリンクを訪れ、2011年シーズンにセバスチャン・ベッテルとマーク・ウエーバーにシーズン12勝をもたらしたレッドブルRB7をドライブ。夢だったというF1マシンデビューを果たした。

「子供のころ、僕にとって(アイルトン・)セナはアイドルのような存在だったから、F1マシンをドライブすることは長年の夢だった」とオジエ。

「レーシングドライバーとして本当の楽しさを感じるには、速いマシンに乗ることが重要だ。そして、F1は世界でもっとも速いレーシングマシンだから、どんなドライバーでも乗ってみたいと思うものだよ」

 当日はレッドブルF1の元ドライバーであるデイビッド・クルサードも帯同して、オジエをフォーミュラマシンの挙動に慣らせるため、ともにフォーミュラ・ルノー3.5でコースを周回。その後、オジエはRB7での単独走行に臨んだ。

 WRCで493のSSを制し、キャリア通算40勝を挙げているオジエにとっても、F1マシンのドライブはまったく新しい体験だったという。クルサードは「ラリーカーはコクピットにかなりの余裕がある。その一方でフォーミュラカーはスペースが限られていて、環境的にも厳しいんだ」とその理由を語っている。