検索エンジンやポータルサイトを運営するエキサイトは7月18日、「インスタグラムに関する実態調査」の結果を発表した。
調査は6月23~29日、WEBマガジン「ローリエプレス」読者でインスタグラムを利用している女性232人を対象にインターネットで実施した。
インスタグラマー志望者「リップやメイクの新作を無料でもらえるのは羨ましい」
インスタグラムをやっていてストレスになることを聞くと、1位は「副業や興味のないビジネスアカウントにフォローやコメントをされる」(53.4%)、2位は「知らないおじさんなどにフォローやコメントをされる」(22.4%)と興味のないアカウントからのアクションが煩わしい、と感じている人が多いようだ。その後に、「いいねの数が少ない」(21.1%)、「フォロワー数が減る」(16.8%)と続く。
また、フォロワー数が多く大きな影響力を持つ「インスタグラマーになりたい」と回答した人は53.4%にのぼる。その理由で多かったのは「新作コスメや飲料などの商品をもらいたいから」(58.4%)と「ブランドの発表会やイベントにいきたいから」(40.8%)で、具体的な理由を見ると、
「リップやメイクの新作を無料でもらえるのは羨ましい」(19歳女性・学生)
「コスメメーカーさんから頂きましたとか書かれてるといいなと思う」(18歳女性・学生)
という声があがっていた。起業やメーカーから提供を受けることに憧れを持ち、"趣味と実益を兼ねたい"と考えている人も少なくはないということだろう。
また「憧れているインスタグラマーがいるから」(28.8%)、「夢を叶えるための第一歩として」(26.4%)という人もいたが、「お金を稼ぎたいから」(24%)、「有名になりたいから」(22.4%)、「学校や職場、知人などから注目されたいから」(16.8%)と欲求を満たしたい、という人も一定数いるようだ。
フォロワー増加のコツは"世界観の統一"と"PRを連続ポストしない"
インスタグラムでフォローする基準を聞くと、最も多かったのは「投稿の世界観が好きだから」(72.4%)で、次いで「投稿者のことが気に入ったから/好きだから」(66.8%)。しかし以降「フォローされたから」(23.7%)、「リアルな人間関係があるから」(15.5%)となっており、ネット上の人付き合いを大切にしている人も多いことが分かった。
フォローを外す基準について聞くと「PRや広告商材の投稿が続いた時」(46.1%)が最多となった。次いで「フォローをはずされた時」(38.4%)とあるものの、以降「世界観からはずれた投稿やダサイ投稿があったとき」(30.6%)、「投稿数が多すぎて目障りだった時」(30.6%)など、というシビアな一面も見て取れた。
「かわいいと思ったらすぐフォローして、嫌な投稿があったらすぐにフォローを外します」(27歳女性・自営業)
「コスメアカだったのに急に熱帯魚とかアップしだしたらフォローをはずす」(19歳女性・学生)
これらの結果から同社は、フォロワーを増やしたい人へ、
「『コスメや美容系またはスイーツやカフェなどの内容を中心に、世界観がずれないよう統一されたイメージで投稿を続け、PR商材を連続でポストせずに、他アカウントを定期的にフォローすること』が一番の近道だということが言えそうです」
とアドバイスしている。