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「乗ったら、つかまる!」がエスカレーターの基本 鉄道会社などが転倒防止キャンペーンを21日からスタート

2017年07月19日 12:02  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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日本民営鉄道協会に加盟する全国51の鉄道各社や商業施設、川崎市などは、エスカレーターにおける転倒防止を目的として「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンを7月21日から実施する。18日に発表した。

バランスを崩して転倒、走った際に他の客に衝突するケースも

エスカレーター事故といえば、10日に香川県高松市で車いすに乗っていた妻を介助する夫が商業施設内のエスカレーターで転落し、後ろにいた女性が巻き添えで死亡するという痛ましい事故が発生している。

同協会によると、昨今駅などで、客がエスカレーター利用時にバランスを崩して転倒する、駆け上がったり駆け下りたりした際に他の客と衝突して転倒させると行った事故が発生している。という。

エスカレーターの片側を歩行する人用に空けておく「片側空け」は、ケガなどで片側を空けられない人にとっては危険なケースもある。そうしたこともあり、鉄道協会や共同する各社は、「全てのお客さまが安心してエスカレーターを利用できる」ことを目的として、今回のキャンペーンを実施するに至った。

同キャンペーンは、7月21日~8月31日の間に実施。内容は、「『乗ったらつかまる!』がエスカレーターの基本です」というメッセージが書かれたポスターの掲出や、ディスプレイ広告の掲載、ポケットティッシュの配布などを行う。