空前のパクチーブームが続いている。先日、デニーズに行くと「パクチーハンバーグ」というパクチーと夏野菜でほぼ緑色の新メニューがあった。なんと106円で小鉢に入った「追いパク」ができるらしい。
タイ料理に欠かせないとされ、独特の香りで好き嫌いが大きく分かれる香草のひとつ「パクチー」は、2015年くらいから東京都内に専門店が次々にオープンするなど、存在感がぐいぐい増している。スーパーにも群馬県産のパクチーが売っていた。
そんな中、7月9日のガールズちゃんねるには、耐えかねたように「パクチー嫌いな人集まれ」というトピックが立っていた。(文:okei)
「僕パクチー!!パクチーだよ!ねえ?パクチーだよ!?ってすっごい来る」
「ブームの中、なかなか言えないパクチー嫌い。嫌いな人だけ集まってスッキリしましょう!」
との掛け声に、300近いコメントが集まった。パクチーはよく「カメムシのニオイ」などと形容され、苦手なのにブームのせいで言い出しにくい人が多いようだ。早速「不味い」「大嫌い」「くさい」などのネガティブ感情が目白押しである。
「ブームに乗って挑戦してみたけど、私の口には合わなかったです……呼吸しにくくなるくらい……」
「食べたら吐く。間違いない」
などと、散々な言いよう。しかし食べ物の好みは人それぞれだ。「カメムシ」「洗剤」と断言する人はたくさんいて、そりゃあ無理して食べなくてもいいよ!と言いたくなる。中にはこんな表現までする人がいて面白い。
「パセリとか三つ葉とかは主張しないのに、パクチーは僕パクチー!!パクチーだよ!ねえ?パクチーだよ!?ってすっごい来る」
「パクチーは一種の宗教みたい」という指摘も
一方で、パクチーが好きな人との対立のようなものも見えてくる。パクチーが好きな人は、嫌いな人の気持ちが分からないと訴える声が少なからずあるのだ。
「嫌いなの?この香りがいいのに~流行ってるよ~と言われるのが苦痛」
「ブームだからって『えー!?パクチー嫌いなの?こんなに流行ってるのに~w』って言う人と食べる事を強要してくる人が嫌い
他にも、パクチー料理を皆でシェアするのを遠慮したら、「パクチー食べられないなんて人生の半分損してるよ(笑)」と言われたエピソードを明かす人も。この人は、義母がパクチー好きで大量に買ってきて、「お裾分けしてくるのを食べられないって断ると『何で!?』ってグイグイくる」と心底迷惑そうだ。
中には「パクチーは一種の宗教みたい。好きって言ってる人の主張が激しすぎて公に否定できない状態」とのコメントまであり、パクチーだけでなく「パクチーを好きな人まで嫌い」になってしまいそうな勢いだ。
なお、パクチー好きからのコメントもあり、「私の観察では、パクチーぎらいは人生経験の量が少ない。外国旅行もしたことない人が多い」などと上から目線で、こういう所だろうな……と思うのだった。