フェラーリの会長を務めるセルジオ・マルキオンネは、現在F1ドライバーズ選手権トップのセバスチャン・ベッテルをさらに3年間マラネロに引き止めるために、魅力的なオファーを持ちかけたと見られている。
ベッテルの契約は2017年シーズン末までとなっており、フェラーリは1億2000万ユーロ(約155億円)で3年間の契約延長をオファーしていると、フランスの Auto-Hebdo誌が報じた。
オーストリアGPの週末、マルキオンネは「セバスチャンが残留を望むなら、その選択も可能であることを明確にした」と話し、ベッテルの将来は彼自身の手中にあることを明らかにしている。
2018年シーズンに向けての交渉の一環として、ベッテルはフェラーリにキミ・ライコネンとの契約延長を求めているという。マルキオンネはこれに賛同し、500万ユーロ(約6億4500万円)で1年契約を持ちかけたとされているが、ライコネンはいまのところ受け入れていない。
フェラーリはドライバーとの交渉を9月のイタリアGPまでに終え、ここで2018年シーズンのドライバーラインナップを発表することを目標としている。
ベッテルにはメルセデス移籍の噂もある。しかしチームトップのトト・ウォルフが、ベッテルにフェラーリと1年契約を結ぶよう助言していることから、2019年シーズン以前に実現する可能性は低いと見られている。