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ピレリ「ラスト2周でフェラーリに発生したタイヤの問題について、チームとともに調査中」

2017年07月17日 16:02  AUTOSPORT web

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2017年F1第10戦イギリスGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2017年7月17日
プレスリリース

2017 F1イギリスグランプリ決勝

・ハミルトン、スーパーソフト – ソフトと繋ぐ1ストップ戦略でイギリスグランプリをポール・トゥー・ウィンで制す
・チームメイトのバルテリ・ボッタスは、ソフトで長い第1スティントを走行後
・スーパーソフトへ繋ぐ 1 ストップ戦略を実行
・激戦のラスト 2 周でフェラーリに発生したタイヤの問題について、チームとともに調査中

2017年7月16日、シルバーストン

 メルセデスのルイス・ハミルトンが圧勝でイギリスグランプリを制し、同グランプリ最多勝利タイ記録に並びました。ハミルトンは、ポールポジションからスーパーソフトでスタートし、その後首位の座を譲ることなくソフトへ交換しました。大半のドライバーが、スーパーソフト – ソフトと繋ぐ1ストップ戦略を採用しました。

 メルセデスのチームメイト、バルテリ・ボッタスは、ハミルトンとは異なる 1 ストップ戦略を採りました。ソフトでスタートしたボッタスは、スーパーソフトでスタートしたドライバーたちがピットストップを行う間にトラックポジションを上げ、その後スーパーソフトへ交換し、終盤さらなるポジションアップに成功しました。

 レース終盤、2 台のフェラーリ(セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネン)の左フロントタイヤに問題が発生しました。これにより、両ドライバーはピットストップを余儀なくされ、ライコネンは 3 位、ベッテルは 7 位でフィニッシュしました。この問題の原因について、現在チームとともに調査が進められています。

 シルバーストンは、5G を超える負荷がマシンに課せられるという点において、シーズン中で最も厳しいサーキットのひとつです。しかし、イギリスグランプリデビューとなったスーパーソフトは、この厳しさによく対応していました。一例として、グリッド降格ペナルティーによって 19 番グリッドからスタートしたレッドブルのダニエル・リカルドは、スーパーソフトで長いオープニングスティントを走行し、最終的に 5 位でフィニッシュしました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「激戦のレース終盤に、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンにタイヤの問題が発生したことは非常に残念でした」

「これについては、現在チームとともに原因の解析を進めています。今年のレースペースは驚異的で、昨年よりも5秒近く速いファステストラップが計測されました」





コンパウンド毎のラップタイム上位
ミディアム
パスカル・ウェーレイン 2'26.338

ソフト
ルイス・ハミルトン 1'30.621
キミ・ライコネン 1'31.517
セバスチャン・ベッテル 1'31.872

スーパーソフト
マックス・フェルスタッペン 1'30.679
バルテリ・ボッタス 1'30.905
ルイス・ハミルトン 1'32.419

最長スティント
ミディアム:パスカル・ウェーレイン 1Lap
ソフト:ケビン・マグヌッセン 37Laps
スーパーソフト:ダニエル・リカルド 32Laps

Truthometer:
ルイス・ハミルトンが予測通りの1ストップ戦略で優勝しました。この戦略は、スーパーソフトのデグラデーションレートに大きく影響を受けました。スーパーソフトでスタートしたハミルトンは、25 周目にソフトへ交換しました。