予想されたとおり、F1イギリスGPでマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが30グリッド降格のペナルティを受けることが確定した。アロンソのパワーユニットの5つのエレメントが交換されたことが明らかになった。
金曜朝の時点でFIAはアロンソのパワーユニットに5基目のエナジーストアが搭載され、これにより5グリッド降格のペナルティを科すことを発表していた。
金曜夜、チームは追加でエレメント交換を行うことを決め、これによってさらに25グリッド降格されるものと予想されていたが、土曜午前、FIAがそれを正式に認めた。
FIAの発表では、新たに導入されたのはターボチャージャー(8基目)、MGU-H(8基目)、エンジン(ICE、6基目)、MGU-K(6基目)で、これにより合計25グリッド降格となり、エナジーストアの分と合わせて、合計30グリッドダウンが確定した。
今年のレギュレーションでは、パワーユニットの各コンポーネントが4基目を超えるとペナルティが科される。
今回大量のコンポーネント交換を行ったことで、アロンソは、マクラーレン・ホンダとの相性がいい次戦のハンガロリンクでペナルティなしに戦える可能性が高くなるものと考えられる。
アロンソは、ウエットからドライへと変化しつつある路面コンディションとなった予選Q1で最後の最後にスーパーソフトでコースイン、チェッカーフラッグの直前にアタックラップに入り、1周を完璧に決めてトップタイムを記録し、観客を沸かせた。Q2に進んだアロンソは最終的に予選13位を獲得した。