FIAは、トロロッソがF1イギリスGP木曜、カルロス・サインツJr.のマシンを「安全でない状態」でエントリーしようとしたとして、代表者の出頭を命じた。しかし、説明を受けた後、チームに検査官を欺く意思はなかったこと、該当パーツが交換されたことを受けて、ペナルティを科さないことを決めた。
最初の車検時に、サインツ車のホイールテザーにダメージが見つかり、これが規則に反しているため、テザーを交換しない限り車検に合格させることはできないと、FIAは判断した。
その後、トロロッソはこの指示に従わなかったとして、マシンを危険な状態でエントリーしようとしたという規則違反の疑いにより、代表者が出頭するよう求められた。
しかし金曜朝、FIAは、「チームに検査官を欺く意思がなかったことに満足した」こと、「関連パーツがその後、チームによって自発的に交換され、マシンが車検に合格した」ことを発表した。
テザーの繊維に結び目があったことについては、スチュワードに対し、これが標準仕様であり、この状態でテストが行われ認可されたものであるという説明がなされた。