トロントで開催されているインディカー・シリーズ第12戦。14日の走行初日は、2回のプラクティスが行われシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)がトップタイムを記録。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は8番手で初日を終えている。
残り6戦となったインディカー・シリーズ。今週末は今シーズン最後のストリートレースとなるトロントが舞台だ。
午前中に行われたプラクティスでは、前戦のアイオワで3年ぶりの勝利を挙げたエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)がトップ。ジョセフ・ニューガーデン、パジェノーとペンスキーが1-2-3の好発進をみせた。
午後のプラクティスでは、エステバン・グティエレス(デイル・コイン)とカルロス・ムニョス(AJフォイト)がクラッシュを喫し2度中断するも、各車走行を重ねタイムアップを果たした。
トップは、1分00秒2573を記録したパジェノー。2番手にチームメイトのウィル・パワーが続き、ランキングトップのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が3番手となった。
「クルマは一日中驚異的だったよ。とても快適に感じたね。トロントに戻ってこれて嬉しいんだ。ほかのトラックとは違ってドライブするのがとても楽しいよ。グリップはとても低くて、コーナーでは滑りやすい。コーナー途中でターマックも変わる。本当に楽しむことができているよ」
「これから難しい部分はレッドタイヤ用の魔法のセットアップをみつけることさ。パワーも言っていたが、ブラックタイヤのバランスがかなり違うんだ。厳しくはなるけど僕たちは大丈夫だと思うよ」とパジェノー。
佐藤琢磨は、プラクティス1回目を10番手、2回目はタイムをアップし8番手で初日を終えた。
「いいセッションでした。トロントに戻ってこれて嬉しいですね。ファンはいつも熱心です。今日はいい天気で、生産的なセッションだったと思うし、たくさんのことを学ぶことができました。まだまだハードに作業する必要があるけど、明日はより速くなる余地もあるので楽しみにしています」とコメントしている。