WRC世界ラリー選手権に参戦しているマッズ・オストベルグ(フォード・フィエスタWRC)は2016年からタッグを組んできたコドライバーのオーラ・フローネとのコンビを解消した。
2016年、MスポーツのワークスドライバーとしてWRCに参戦していたオストベルグとフローネ。2017年はワークスチームのシートを確保できず、プライベートチームのワンベット・ジポカー・ワールド・ラリー・チームからWRCに参戦している。
しかし、2017年シーズンは思うような走りができておらず、成績は低迷。これまで5戦に出走しているが、ベストリザルトは第7戦イタリア・サルディニア、第8戦ポーランドの総合7位だった。
チーム代表のモーテン・オストベルグによれば、今回のコンビ解消は「戦略的理由によるチームの決定」だという。
「我々はマッズ(・オストベルグ)とオーラ(・フローネ)が戦う様子を一定期間、見守ってきた」
「そして、チームにとって何がベストなのか考え、ハイレベルな戦いをしている時は、すべてがスムーズにかみ合っている必要があると判断したんだ」
「暫定的な措置として、マッズには(自身が結成した)アダプタ・モータースポーツ所属のコドライバーであるトースタイン・エリクセンとパトリック・バースとコンビを組んでもらう。直近の第9戦フィンランドではエリクセンを起用するよ」
「どちらのコドライバーもよく知っているし、ミッションをやり遂げるためのスキルと経験を持ち合わせている」
「コンビを解消したオーラは、引き続きアダプタ・モータースポーツに留まり、WRCプロジェクトとは違うプログラムに取り組んでもらう」