F1イギリスGPの木曜、トロロッソは、カルロス・サインツJr.のマシンを「安全でない状態」でエントリーしようとしたとして、スチュワードから出頭して説明するよう求められた。
木曜の車検の際に、サインツのマシンのホイールテザーにダメージが見つかったため、交換するよう指示されたが、トロロッソはこれに従わなかった。
「最初の車検の際に、カーナンバー55のホイールテザーに損傷があることが分かった。検査官はスクーデリア・トロロッソにこれを知らせ、交換するよう求めた」とFIA技術部門からの通知には記されている。
「チームは検査官の指示に従うことを拒んだため、技術代表者自身が損傷したテザーをチェックし、これが損傷しているだけでなく、切れた繊維がいくつか結びつけられているのが分かった」
「したがって、チームは損傷を負ったテザーに気付きながら、マシンを安全でない状態で車検に提出したことになる」
トロロッソは危険な状態のマシンをレースにエントリーしようとしたということで、FIA F1スポーティングレギュレーション第3.3条とFIA国際スポーツ法典第12.1.1.b条に違反したと、スチュワードは考えている。
スチュワードはこの件について説明するよう、チームの代表者の出頭を命じた。