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『アストンマーティン・DB11』に軽量コンパクトなAMG製V8搭載車が登場

2017年07月13日 14:52  AUTOSPORT web

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メルセデスAMG製V8ツインターボを搭載した『アストンマーティン・DB11』
イギリス・ゲイドンに拠点を構えるアストンマーチンは、6月28日に同社の基幹モデルである『DB11』に、メルセデスAMG製のV8ユニットを搭載したモデルを追加すると発表。すでに受注が開始されている。

 2016年3月にワールドプレミアとなったこの最新の『DB11』は、アストンマーチンの主力モデルとしてブランドアイコンとも言える5.2リッター・ツインターボV12エンジンを搭載。

 その心臓部に、新たにメルセデスとのアライアンスにより、最高出力510PS、最大トルク675Nmという圧倒的なアウトプットを誇る4リッターV8ツインターボを採用。0-100km/h加速はわずか4.0秒、最高速は約300km/hという、アストンの名に恥じないパフォーマンスを実現している。

 AMGモデルでも高い評価を得るこのV8に、アストンマーチンのエンジニアリングチームは、専用のエアインテーク、エキゾーストシステム、ウエットサンプ潤滑システムを装着。

 DB11のキャラクターに最適化するよう電子的なキャリブレーションも行い、新しいECUソフトを開発してエンジンのリプログラミングとスロットルマッピングも変更、アストンマーチンならではのエンジンフィールとサウンドを実現しているという。

 また物理的な面からも、車両の重心を下げるため新しいエンジンマウント、専用のスリムなウェットサンプ・システムを設計し、V8をエンジンルームのなるべく低い位置に搭載し、よりスポーティなキャラクターを強調する運動性能を実現した。

 V12エンジンと比べて軽量かつコンパクトなV8は115kgの軽量化にも貢献し、前後重量配分は49:51、装備重量は1760kgとクラスでも最軽量の部類となっている。

 また向上したダイナミクスに合わせ、サスペンションブッシュ、ジオメトリ、アンチロールバー、スプリング、ダンパーから、ESPソフトウェアまでもリファイン。

 エクステリア面でもV12モデルとの差別化を図るため、専用のアロイ・ホイール、ダーク・ヘッドランプ・ベゼル、ボンネット・ベントを4→2へと変更。このベントはブラックまたはチタニウム仕上げを選択することも可能で、その変更は細部にまで及んでいる。

 先ごろ開催された『グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード』でお披露目を終えたこのV8モデルは、すでにグローバルで受注開始となっており、価格はそれぞれ144,900ポンド(英国)、184,000ユーロ(ドイツ)、198,995ドル(米国)から。納車は2017年の第4四半期から開始される予定となっている。

公式ウェブサイト:www.astonmartin.com