2016年のGP2チャンピオンで2017年はレッドブルF1のリザーブを務めながら全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦しているピエール・ガスリーが、7月15~16日に開催されるフォーミュラE第9・10戦ニューヨークePrixに参戦することが正式に決定した。
ガスリーはセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)の代役として、ルノー・e.ダムスからフォーミュラEへスポット参戦。ブエミは日程が重複するWEC世界耐久選手権ニュルブルクリンク戦へ出場する。
現時点で、ガスリーはルノーのフォーミュラEマシン、ルノーZ.E.16をドライブしていないというが、チームはすぐにマシンに順応するとの見方を示している。
チームの共同オーナーであるアラン・プロストは「WECとフォーミュラEの日程が重複していることは本当に残念だ。ただ、我々は前に進まなければならないし、ピエール・ガスリーを迎えられることを嬉しく思う」と語った。
「彼にとって、シリーズ終盤戦のニューヨークePrixでフォーミュラEデビューを果たすことはチャレンジングかもしれない。ただ準備は整っているし、目標は変わらない。可能な限り多くのポイントを獲得してチャンピオンシップでのリードを広げてみせる」
もうひとりのチームオーナーであるジャン-ポール・ドリオットも「(WECとフォーミュラEのバッティングという)不運があったが、ピエール・ガスリーの力を借りて、ルノー・e.ダムスが(シリーズ最終戦)モントリオールまでチャンピオン獲得の権利を残せると信じている」と述べた。