ジョー・ギブス・レーシングからモンスターエナジーNASCARカップに参戦しているマット・ケンゼス(トヨタ・カムリ)は、2018年もシリーズに参戦できるか不透明であるとコメント。また、参戦できた場合もチームを離れることになると明かした。
カーナンバー20のカムリをドライブするケンゼスは、現在45歳の大ベテラン。これまで632戦に出場し、38勝を挙げており、2003年にはフォード・トーラスでシリーズチャンピオンを獲得している。
しかし、ケンゼスは2016年の第19戦ニューハンプシャー以降、1年近く勝利から遠のいており、今季のベストリザルトは第2戦アトランタの3位となっている。
そのケンゼスはNASCAR第18戦ケンタッキーの金曜プレスカンファレンスに出席。この場で「焦りは一切感じていないが、今のところ来年のシートは決まっていない」と語った。
「まだレースを続けたいと思っているが、2018年に向けて決まっていることはない。さらに残念なことに、2018年もJGR(ジョー・ギブス・レーシング)に留まるという選択肢は用意されていない」
なお、NASCAR.comでは、ケンゼスは今季限りでカップシリーズから退くデイル・アーンハートJr.に代わって、シボレー陣営のヘンドリック・モータースポーツに加入。カーナンバー88のシボレーSSをドライブする可能性が高いとされている。
また、ケンゼスが移籍して空席となるカーナンバー20のカムリには、今年カップシリーズデビューを果たしたエリック・ジョーンズが収まるとの見方も示された。
ケンゼス自身は「2018年シーズンに何ができないか、詳細を話しすぎた」とヘンドリック・モータースポーツへの移籍にはノーコメント。
現在ヘンドリック・モータースポーツでカーナンバー88をドライブしているアーンハートJr.は「ケンゼスは才能あるドライバーだ。2018年はもっといい機会、もっといいマシンに恵まれると思う」とコメントしている。