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F1、中国でのプロモーション活動を強化。グランプリ2回開催も視野に

2017年07月11日 08:02  AUTOSPORT web

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将来的に中国では年2回のF1開催になるのか?
フォーミュラワン・グループは、マーケティングエージェンシーと提携し、マーケットとして重要視している中国でのF1のプロモーション活動を強化しようとしている。

 F1の新経営陣は、中国をまだF1が十分に浸透していない拡大市場として注目しており、中国で2レース目を開催することも視野に入れているとみられる。フォーミュラ・ワン・グループはマーケティングエージェンシーのラガルデールスポーツと組み、中国における戦略的パートナーシップの構築と知名度の向上を図ることを明らかにした。

 2社から発表された共同声明の中でラガルデール社の役割は、「イベントプロモーション、映像著作権、デジタルおよびブランドパートナーシップ、マーチャンダイジング、ドライバー育成、レーシングチーム開発といった分野において、フォーミュラ・ワンのために戦略的パートナーを特定、確保する」こととされている。

 フォーミュラ・ワンで商業担当取締役を務めるショーン・ブラッチスは、F1に対する中国の熱意の高まりを強調した。

「F1への熱意を基盤として、ファンがよりレースに親しめるように意図された独自のエンターテイメント体験を通じ、我々のブランドを展開していくことを切に願っている」とブラッチスは述べた。


 マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザック・ブラウンは最近、中国は大きな可能性を秘めた未開拓の市場だと発言している。

「我々はまだ中国の中のいるべき場所にたどり着いていない」とブラウンは先月のロイターのインタビューで語った。

「北京と上海でレースを開催することができたかもしれない。私はアジアの市場が飽和しているとは考えていない」

 また、最近になって中国を拠点とするコンソーシアムが新たなF1チーム創設を含むプロジェクトに着手しているというニュースが伝えられ、レッドブル・レーシングの代表クリスチャン・ホーナーはチームのスタッフたちがその急成長中のベンチャーから誘いを受けていることを明らかにした。

 中国マネーはロン・デニスによるマクラーレン・グループ買収の試みにも関与していた。しかし結局、20億8000万ドル(約2350億円)と推定されている買収案は受け入れられず、最終的にデニスは彼のマクラーレンの持ち株を売却することになった。