2017年F1オーストリアGPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは12位だった。
金曜、アロンソはスペック3のパワーユニットを使用していたが、金曜夜に最新仕様のMGU-Hに問題が見つかった。他のエレメントには問題なかったものの、土曜朝、アロンソのパワーユニットはスペック2に交換された。これは過去のレースで使用済みのものであり、グリッド降格ペナルティは受けない。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
フェルナンド・アロンソ 予選=12位
ポジティブな土曜だった。僕らは今日、最大限の仕事をしたと思う。今週末は自分たちのラップ、リザルト、パフォーマンスに全体的に満足している。
予期せぬエンジン交換を行い、今日、僕のパワーユニットは旧型に戻された。だから12位という結果で終えることができ、予選を通して強さを感じることができたというのは、ポジティブなニュースだ。
チームは、今の状況を打開するために懸命に努力している。毎戦空力アップデートを持ち込み、可能な限り新しいスペックのエンジンを導入し、僕らは間違いなく前に進んでいる。
信頼性を改善する必要はまだあるが、今後2、3週間のうちにいい兆候がさらに見られることを期待する。
12番グリッドからなら、いいスタートを決め、優れた戦略を用いれば、入賞圏内に入ることは可能だ。明日は雨が降る可能性もあるといわれているし、実際雨になったら、僕らのチャンスは拡大するだろう。チャンスが訪れたら逃さないよう、準備を整える必要がある。
(スペインのASに対して予選後に語り)とてもいいラップを走れた。マシンからすべての力を引き出せたと思う。これ以上何も残っていなかった。だからとてもいい気分だ。いい準備を整え、いい走りをしたという面でね。毎日、何かしら学ぶことはあるし、マシンに乗るたびにドライバーとして成長できる。
昨日の夜、問題が見つかったのでバクーで使ったエンジンに戻すと言われた。だからこそ、今日の予選は今年ここまででベストといっていいほどの出来だと思う。新しいエンジンを積んでいたら、Q3に進むことができたかもしれない。それでもこの予選には満足している。明日は新品タイヤでスタートできるしね。
だいたい8位から12位のあたりだと思っていたから、予想どおりのポジションだ。バクーでは最後列から入賞したのだから、12番グリッドからならすぐにトップ10圏内に入ることも可能だろう。それでもきついレースになると思うけどね。