8日、富士スピードウェイで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の予選を終え、予選トップ3ドライバーが会見に臨んだ。
国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING):予選1位
朝のフリー走行では(クルマが)思ったようなバランスではなく、苦労していました。なので、エンジニアと多くコミュニケーションを取ってクルマを変え、予選ではそれがすごくうまくいきました。
自分が求めることをすべてエンジニアが再現してくれたので、予選ではクルマと自分を信じてうまくドライビングできたという感じです。
Q1、Q2はすごく好調でしたが、クルマのバランスで合わせ込みたい部分がありました。結果としてタイムは自分が一番速く、回りがタイムを上げてこない限りは間違いなくポールは獲れると感じました。
初めてのポールで安心しています。WECから帰ってきて、日本で強いところを見せたいという思いがあったので、それがうまく結果に現れたのでよかったです。
石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING):予選2位
予選としては悪くない位置ではあります。ですが、国本選手に負けたというのは正直悔しいですし、複雑な感じです。
ポジションはいつも2番手にいましたが、タイヤの状況などが違って、回りに対して若干負けている印象でした。なので、予選に向けて国本選手の情報を聞いたり、チーム全体で話した内容からこれじゃないかということを試しました。そのおかげで予選でフィーリングがすごく良くなったので、順調にいけばポール争いをできると感じていました。
(小林可夢偉選手がスピンしたとき)この周しかないという時にダブルイエローだったので一瞬、時が止まった感じがしました。ですが、冷静に考えてイエローだからタイムは採用されないと思ってアクセルを抜き、タイヤを使わずにゆっくりとピットに戻りました。
残り時間がほとんどないと思っていたし、再開されなかったらどうしようという心配をしていましたが、残り3分もらえたので助かりました。最終的にトップ争いに戻ってこられてほっとしています。
危うく今週のチャンスがなくなってしまうところだったので、それからすると悪くなかった予選だったと思います。
関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL):予選3位
練習からまあまあ調子が良かったのですが、今日の午前と予選Q1、Q2とバランスがよくなく、Q2、Q3と少しずつ修正をしていったのですが、最後は足りなかったかなという感じです。
Q2で赤旗が出たとき、国本選手が新品のタイヤをつけて待っているときに顔が写っていて、目がすごく笑っていたので羨ましいなと(会場大笑)。それくらい自分としては余裕がなくて、カツカツの状況でした。
予選3位ということで優勝は狙える位置にいると思うので、明日頑張ります。