ジョージア州ディカーブ郡の州裁判所に提出された起訴状をもとに『The Atlanta Journal-Constitution』が伝えたところによれば、その医療事故が起きたとされるのはアトランタの「エモリー大学病院(Emory University Hospital)」。原告はアトランタ郊外のストーンマウンテンに暮らすラクリスタル・ロケットさんという女性である。彼女は2014年12月17日、この病院で腎臓移植と膵臓移植の手術を受けて同26日に退院。その際に体内に内視鏡カメラが残っていたため、半年間にわたり痛みに苦悶したと訴えている。
「私が経験した不要な失業期間や痛み、苦しみ。そして負担した大変な医療費。これはどう考えても医療事故です」と主張するロケットさん。彼女はこのほどエモリー大学病院および執刀医であるPaul Lu Tso氏、Ronald Parsons氏、Denise J. Lo氏の医師3名を提訴した。金額は明らかにされていないが、訴えが事実であれば過去の例からも相当高額の損害賠償を求めるものと思われる。
画像は『New York Post 2017年6月29日付「Woman finds camera inside her body six months after surgery」(Shutterstock)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 Joy横手)