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三代目JSBブランド直営店「J.S.B.TYO」レポ LDH流リアルクローズの魅力

2017年07月08日 15:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 LDH apparelが展開するファッションブランド「J.S.B.」が、初の直営店「J.S.B.TYO」を7月7日に中目黒にオープンした。


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 「J.S.B.」の発足は2年前、2015年の5月。三代目J Soul Brothersが、初のドームツアー『三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2015 BLUE PLANET』を開催するに伴い、当時の新曲「J.S.B. DREAM」のミュージックビデオのアートワークをモチーフにしたリハーサルウェアを、期間限定で販売したのがきっかけだ。メンバー自身がファッションに高い関心があり、いずれは直営店をオープンしたいと考えていたという。


 LDH apparelのスタッフ・金木謙司さんは、今回の直営店オープンに伴い、新たなアイテムを揃えたと自信をのぞかせる。


「これまではリハーサルウェアが中心のラインナップで、スウェットやカットソーが多かったですが、直営店ではリアル・クローズにこだわり、デニムアイテムやシャツなど、ファッション性の高いカジュアルウェアを揃えています。三代目JSBのステージ衣装をモチーフにしつつも、普段から着こなしていただけるような、シックなアイテムも多いです。イチオシは、初期にリリースした「JSB」ロゴの復刻Tシャツ。こちらは期間限定アイテムだったため、お客様からの問い合わせが非常に多かった商品です。それほど数を出しているわけではないので、即完売は必至かと思います」


 ダメージ加工が施されたTシャツは、細部まで丁寧な作りで、ファッションブランドとしてのこだわりを感じさせる。大量生産ではなく、アイテム数を絞ることで、プレミアム感をもたせているのもポイントだ。LDHの“本物志向”がうかがえるラインナップだ。


「最近はファストファッションが流行していますが、メンバーたちが好んでいるような、質の良いファッションの魅力も伝えていきたいと考えています。三代目JSBのファンの方だけではなく、アイテムの良さで支持されるブランドにしていきたいです」


 また、モノトーンを基調とした約82平方メートルの店内には、三代目JSBのステージ衣装が展示されているほか、アートディレクターのMADSAKIによる壁一面のグラフィティーや、LDH所属のトラックメイカーであるLUCAS VALENTINEが手がけたオリジナルのインストトラックによって、クールな世界観が演出されている。


「もともとのロゴデザインがモノクロだったので、その冷たいイメージは保ちつつ、路面側の壁をガラス張りにすることによって、開放感のある明るさを加えています。ストリート・カルチャーの匂いを漂わせながらも、お客様が足を運びやすい店舗をイメージしています」


 三代目J Soul Brothersの世界観が味わえるだけではなく、ファッション本来の魅力を伝える同店舗は、中目黒の新たなトレンド発信地となりそうだ。(松田広宣)