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山下達郎、新曲「REBORN」が映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』主題歌に 「新たな作風が提示できた」

2017年07月07日 14:03  リアルサウンド

リアルサウンド

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 山下達郎が、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の主題歌として新曲「REBORN」を書き下ろし、9月13日に通算50枚目のシングルとしてリリースする。


 同映画の原作は、全世界累計800万部を突破した東野圭吾による同名書籍。映画には、山田涼介や村上虹郎、西田敏行らが出演する。映画の制作サイドが主題歌の書き下ろしを山下達郎に依頼、原作ですでにタイトルの決まっている「再生」という曲が、映画では、「REBORN」として具現化されている。「REBORN」は映画のテーマといえる時代を超えて繋がる“想い”を表現した、作品に優しく寄り添う楽曲になっているという。(リアルサウンド編集部)


■山下達郎コメント


映画の主題歌の仕事は、これまで何度も担当させていただきましたが、今回はその中でも一・二を争う難しい注文でした。東野圭吾さんの原作において、すでに「再生」(映画では「REBORN」)とタイトルが定められている曲を、映画の劇中に具現化し、さらにそれをエンドロールで私自身が歌うという、虚実ないまぜの世界が求められました。そのため、どの場面にも違和感のない曲調を実現するために、かなりの模索と推敲を要しました。そのおかげで、今までの自分の作品とはひと味違った、新たな作風が提示できたと思います。歌のテーマは「死生観」です。人はどこから来てどこへ行くのかという、根源的な問いに思いをはせていただくことで、映画のストーリーと併走し、盛り立てることができるのではと思っています。


山下達郎


■廣木隆一監督コメント


映画の主題を掬い取った静かで、力強く、そして優しく、見つめてくれた名曲だと思いました。


■KADOKAWA 二宮プロデューサーコメント


「REBORN」は時代を超えて歌い継がれている名曲という設定の劇中歌であり、映画の核にもしたかったので主題歌として構築したいと考えていました。ただ正直なところ、それを両立させるなんて事は実現が本当に難しいとも感じていました。
時代を超えて輝き放ちつづける稀代のシンガーソングライターである山下達郎さんにお受けいただいた事でそれが可能になりました。
壮大で厳かなサウンドスケープ、美しく伸びやかな歌声が映画を観る人の心をきっと優しく包み込んでくれると思います。
そして、その歌詞は映画のテーマとなる事を伝えてくれています。是非、美しいメロディだけでなく歌詞にも耳を傾けていただきたい。映画のキャラクター達の思いが温度を持って伝わると思います。