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関ジャニ∞ 錦戸亮、“できる男”のイメージ打破? 『ウチの夫は仕事ができない』で新たなステージへ

2017年07月07日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 7月8日にスタートするドラマ『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)。“仕事ができない夫”に扮するのは、関ジャニ∞の錦戸亮だ。大手イベント会社に勤め、ルックス、学歴、収入……いずれも高スペックを誇りながらも、実は社内でお荷物社員というギャップがある役柄を、どのように演じていくのかが大きな見どころ。錦戸が今、この役に挑戦する意義とは何か、芸能ライターの佐藤結衣氏が分析した。


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「歌ってよし、演じてよし、そしてトークをしても面白い。常に結果を出し続けてきた錦戸さんは、まさに“仕事ができる男”。ジャニーズWESTをはじめ、多くの後輩が憧れの先輩として錦戸さんの名前を挙げていることからも、その“できる男”っぷりは、群を抜いていることがわかります。『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)では、安定の英語力まで披露すほどです。錦戸さんは関西ノリでお笑いにも全力な関ジャニ∞の中でも、クールでイケメンというジャニーズらしさの要とも言える存在でした。しかし、今や関ジャニ∞のアイドルとしての立ち位置は不動のものとなり、錦戸さんが人間らしい部分を見せてもいいタイミングになったということでしょうか。クールで男気が溢れていて、なんでもそつなくこなす錦戸さんのイメージを、このドラマがいい意味で打ち破るきっかけになるかもしれません」


 7月5日放送の『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』(日本テレビ系)では、錦戸がゲスト出演し、さっそく意外な素顔を披露していた。非常にせっかちな性格であり、自動ドアが開ききる前に横向きでスッと通ったり、エレベーターの閉めるボタンを押してから階数を押したり……と、こだわりを語ると、その行動にはネットを中心に共感の声も。


「“せっかち”というと聞こえが悪いですが、いい意味で“効率重視”なのでしょう。印象深かったのは、錦戸さんがエレベーターからひとりで降りるときにも、閉めるボタンを押していくということ。“みなさんの時間を大事に使いますよ”と言葉を添えていたように、自分自身が1番無駄な時間を嫌うので、人の時間を奪わないようにという気くばりができているのだと思います。しかし、こうした細かな点を語ると、人によっては“(器が)小さい”などと言われてしまう可能性もあります。そんな点をオープンにしたことこそ、錦戸さんの新たなステージなのかもしれません。クールに見えて仲間思いの涙もろい部分があったり、強気に見えて極度のビビリだったり。ファンの中ではおなじみになっている錦戸さんの愛されポイントが広く知られるようになるといいですね」


 そして、ドラマの主題歌は関ジャニ∞の「奇跡の人」。楽曲を提供したのは、さだまさしだ。


「錦戸さんを中心に、メンバーが掛け合いながら歌うスタイルは、見ていてとてもほほえましく、関ジャニ∞だからこそ生み出せる空気感だと思いました。また、彼らの本音と建前をもとに作られた歌詞は、『奇跡の人』は“関ジャニ∞流の関白宣言”とも言われています。ドラマでダメ夫を演じても、ちょっぴり情けないプライベートエピソードを語っても、それでも愛してついてきてくれ、ということでかもしれません」


 野外フェスへの参戦、大物アーティストとのコラボレーションなど、着実に活躍の幅を広げている関ジャニ∞。錦戸の本音が多く語られることで、老若男女からさらに親しまれるアイドルグループへと成長していくのだろう。(竹上尋子)