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ブラインドいらず? 太陽光発電で作動する遮光システム搭載のスマート窓を米大学が開発中

2017年07月06日 22:13  Techable

Techable

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外から部屋に入ってくる太陽光を多くしたいときはカーテンやブラインドを開け、逆に眩しいときはそれらを閉める。そうした採光・遮光調整を自動で行う窓が米プリンストン大学で開発中だ。

このスマートな窓、透明度を変えることができ、しかも作動に必要な電気は太陽光で賄うというスグレモノだ。
・電流で透明度を調整
かなりの薄さながら、窓ガラスの中を電気が流れるようになっていて、電流で窓を暗くしたり透明にしたりするのだという。

一番濃い青色にすると、光の80%を遮断。また、光だけでなく熱を遮ることもできるので、効率的な室温調整が可能となる。
・ソーラー発電装置内蔵
加えて、電流を起こすための電気を、窓に搭載する太陽光発電装置で賄えるという点でも画期的だ。つまり、コンセントなどにつなげる必要がないのだ。

開発チームはゆくゆくは専用アプリをつくり、スマホで遮光度合いをコントロールできるようにしたいとのこと。また、窓ガラスに貼り付けられるようなフィルムタイプも開発し、家やオフィス、車の窓などでも使えるようになれば、としている。

プリンストン大学