エヴァRT初号機ウェビック・トリックスターは、7月27日~30日に鈴鹿サーキットで開催されるFIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦、“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第40回記念大会の参戦体制を発表した。
2016/2017シーズンの世界耐久選手権(EWC)にフル参戦中のトリックスター。第1戦ボルドール24時間耐久では3位表彰台を獲得し、第4戦スロバキア8時間耐久までを終え54ポイントでランキング10位につけている。
トリックスターが鈴鹿8耐で使用するマシンは、カワサキZX-10R。気になるライダーラインアップは、第1ライダーにエルワン・ニゴン、第2ライダーに井筒仁康、第3ライダーにグレゴリー・ルブランという布陣で挑む。
EWCの第1戦から第4戦まで出場していた出口修は、前戦スロバキアリンクで転倒し、右肩を脱臼したため最終戦を欠場することになった。
フランス人ライダーのニゴンは2014年、2015年の鈴鹿8耐にトリックスターから参戦。今シーズンのEWCにも同チームからこれまで全戦にエントリーしている。
井筒は昨年11月に開催された全日本ロードレース選手権最終戦の金曜日に転倒を喫し、負傷。2016年9月のEWC第1戦以来、戦線を離脱していたが、ホームレースとなる鈴鹿で再び姿を現す。
出口の代役として第3ライダーに名を連ねたのは、フランス人ライダーのルブラン。2014年にも同チームから鈴鹿8耐に参戦した経歴の持ち主だ。
「今シーズン初となる組み合わせとなってしまいましたが、鶴田(竜二)監督のマネージメントの元、それぞれのライダーの高いポテンシャルを十分に発揮して上位を狙います」とトリックスターはコメントを発表。
「世界耐久チャンピオンを目指す世界の耐久トップチーム、鈴鹿8耐を知り尽くした日本国内の強豪チームを相手に、表彰台を目指してチーム一丸となり今シーズン世界耐久での経験を活かして全力で戦います。必ず皆さんの注目を集め、感動していただけるレースをご披露致します!」
今シーズンのEWCを戦い抜いてきたプライベートチームのトリックスターが最終戦鈴鹿での表彰台を獲得できるのか。活躍に期待したい。