エディー・ジョーダンは、メルセデスのF1撤退の可能性について発言し、メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフから“フェイクニュース”を広めていると非難されたが、今後も自分の考えを喧伝するのをやめる気はないようだ。
アゼルバイジャンの週末、元F1チームのボスにして現在はテレビ解説者のジョーダンが、メルセデスが2018年末でF1活動を終了するかもしれないと主張し続けていることを、ウォルフは激しく非難した。
「これは私にとって真面目な問題だと彼に話した」とウォルフは述べた。
「彼はこうした噂を報じるのをやめるべきだ。これはフェイクニュースだ」
しかしジョーダンはこれに反論し、第一に自分はメルセデスがF1活動を終了する具体的な時期についてはっきり言及したわけではないと述べた。
ドイツのメディアSpeed Weekは、ジョーダンは次のように語ったと報じている。
「私が言ったのは、メルセデスはマーケティングと技術上の理由からF1に参戦しており、慈善事業でやっているわけではないということだ。だから適当な時が来れば彼らは活動を終了するだろう」
「私は、ペトロナスおよびUBSとの契約が2018年末で終了すると言ったまでだ。そのことでトトが腹を立てるのは理解できるが、私の問題ではない。人生にはそういうこともあるだろう」
「私がそのようなことを言うときは、確信があるから言うのだ」
メルセデスの広報担当者は、2018年末でUBSとペトロナスとの契約が終了するというジョーダンの主張は間違いだとコメントしている。
「彼(ウォルフ)は1500人の従業員について話していたが、私は数千に及ぶ株主と、執行役員会の意志決定について話している」とジョーダンは言う。
「投資がもはや妥当ではないと判断したら、株主たちは去っていくだろう」
ジョーダンはウォルフの怒りをよそに、今後も口を閉ざすつもりはないという。
「私の仕事は、自分が知っていることを人々に伝えることだ。これからもまさにそういう活動を続けていく」
「私は誰ともトラブルになどなっていない」とジョーダンは付け加えた。
「私はどのチームのモーターホームにも出入りできる。もしそうするべきでないのなら、私に直接言えばいい」