スバルは7月3日、優れた走行性能を持つスポーツセダン『スバルWRX S4』ならびに人気のスポーツツアラー『スバル・レヴォーグ』の改良モデルを発表。8月7日に発売を開始する。
スバルの走りのフラッグシップカーとしてニュルブルクリンク24時間耐久レースやJRC全日本ラリー選手権など、さまざまなモータースポーツで活躍しているWRX。
今回発表された改良モデルは、サスペンションダンパー、スタビライザーのセッティングを見直したほか、電動ステアリングを改良。
WRXが元来持つスポーツ性能を向上させると同時に、ロングドライグ時にドライバーを支援する先進の安全装備『アイサイト・ツーリングアシスト』を組み合わさることで、より安全に走りを楽しめるスポーツセダンとなった。
アイサイト・ツーリングアシストの搭載はスバル車として初となり、後退時の自動ブレーキシステムやステアリング連動ヘッドランプを含め、全グレードに標準装備される。
エクステリアではLEDヘッドランプやフロントグリル、バンパーのデザインを刷新。また、フロントフォグランプにはLEDを採用し、専用のホイールデザインも変更されている。
インテリアはインパネやセンターコンソールなどの各種パネルの質感を向上させると同時にビルトインナビのデザインを一新。さらに車両情報を表示するマルチファンクションディスプレイが5.9インチの大型カラー液晶に変更された。
ボディカラーはクリスタルホワイト・パール、アイスシルバー・メタリックなど全6色で、価格は2.0GT EyeSightが336万9600円(税込)、2.0GT-S EyeSightが373万6800円(税込)となる。
BTCCイギリス・ツーリングカー選手権で活躍するスバル・レヴォーグGTのベースモデルであるレヴォーグは“革新スポーツツアラー”として2014年4月に発表。
約3年を経て登場した今回の改良版では、全車速域でアクセル、ブレーキ、ステアリングの操作をサポートするアイサイトの新機能、アイサイト・ツーリングアシストを新たに搭載する。
このほかに後退時自動ブレーキシステム、フロントビューモニター、スマートリヤビューミラー、ステアリング連動ヘッドランプなどの先進安全機能が新たに追加され、安全性能がさらに向上した。
走行性能ではサスペンションと電動パワーステアリングを改良。乗り心地や操縦安定性を高め、また、振動騒音対策を施すことで走行時の静粛性も向上させている。
エクステリアはフロントグリル、バンパー、ヘッドランプのデザインが変更され、より精悍なフォルムに。ボディカラーは新色のストームグレー・メタリックを加え全8色となった。
インテリアではWRX S4と同様にインパネ類の各種パネルを質感の高いものに変更するとともに、マルチファンクションディスプレイのカラー&大型化を実現。
また、リヤシートの分割方式をより多彩なアレンジが可能となる4:2:4に変更したほか、1.6GT EySightを除く5グレードにシートヒーターが標準装備される。価格は1.6リッターグレードで289万9600円~356万4000円(税込)。2.0リッターグレードは361万8000円~405万円(税込)だ。