特集上映『新文芸坐シネマテークVol. 16 ジャック・リヴェット特集』が、7月14日から東京・池袋の新文芸坐で開催される。
同イベントでは、昨年に87歳で逝去したジャック・リヴェット監督を特集。上映作品には、ジャック・リヴェットの長編監督デビュー作『パリはわれらのもの』、現代のパリを舞台に太陽の女と月の女が魔法の石を巡って対決するファンタジー『デュエル』、エミリー・ブロンテの同名小説の舞台を1930年代の南フランスに置き換えた『嵐が丘』、さらに『新文芸坐シネマテーク特別編 ジャック・リヴェット「ジャンヌ・ダルク」完全版一挙上映』としてオールナイト上映される『ジャンヌ・ダルク/I 戦闘』『ジャンヌ・ダルク/II 牢獄』の5本がラインナップしている。
各日に映画批評家の大寺眞輔による講義を実施。上映スケジュールや料金などの詳細は新文芸坐のオフィシャルサイトで確認しよう。
ジャック・リヴェットは1949年から映画製作を始め、ヌーヴェルヴァーグ運動の中心的な役割を果たした。1989年には『彼女たちの舞台』で『第39回ベルリン国際映画祭』国際映画批評家連盟賞、1991年には『美しき諍い女』で『第44回カンヌ国際映画祭』審査員グランプリを受賞したほか、80歳を超えてからも意欲的に活動していたが、2016年に87歳で逝去した。