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メルセデス、F1撤退説を主張し続けるジョーダンに怒り。「笑えないフェイクニュース」

2017年07月03日 09:12  AUTOSPORT web

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メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフ
メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、メルセデスF1チームのの将来についてさまざまな憶測を語り続けるエディー・ジョーダンを批判、「フェイクニュース」を流すのをやめるよう求めた。

 元F1チームのボスであり、現在チャンネル4の解説者を務めるジョーダンは、モナコGPの際に、メルセデスF1チームは2018年末でF1から撤退するかもしれないと発言した。これを、ウォルフが「事実無根」であると否定したが、ジョーダンは再び、同様の主張を行った。

 先週、ジョーダンは、メルセデスF1チームが来年末でF1活動を終了するかもしれないと述べ、メルセデスのスポンサーであるペトロナスとUBSがパートナーシップ契約を打ち切ることを考えており、中国のコンソーシアムが2018年末にメルセデスチームを買収するかもしれないとも示唆した。

「メルセデスはすべてを手に入れた。ここからは悪くなる一方だ」とジョーダン。
「今年と来年はタイトル獲得のために戦う。その後、シュトゥットガルトの取締役会はチームを売却するという決断を下すと思う」

 ウォルフはこれを否定し、ジョーダンの話には根拠がなく、無責任な発言であり、メルセデスの従業員を不安にさせるとして批判した。

「エディと冗談を言い合うのは構わない。だが、1500人の従業員は自分の将来を気にかけている。それに関するジョークには、私は笑えない」とウォルフ。

「私にとっては真面目な問題であり、笑えるようなことではない」

「我々はF1から去るつもりない。我々のスポンサーすべてが、F1を去る予定はない。今の状況に非常に満足している」

「彼(ジョーダン)はこういったうわさを世界中に流すのをやめるべきだ。これはフェイクニュースだ」


 メルセデスは2020年末までF1に参戦する契約を結んでいる。F1新オーナーであるリバティ・メディアとの交渉は、この契約の延長に関するものであり、これを打ち切る話はしていないとウォルフは主張した。

 ジョーダンは、メルセデスはワークスチーム活動を終了しても、エンジンマニュファクチャラーとしてF1活動を続けるだろうと述べている。

「(メルセデスは)F1でのかつての主要ビジネスに戻った方がいい」とジョーダンはアゼルバイジャンGPの週末に語った。

「ハイテクエンジンを開発し、供給するのだ」

 3年連続ダブルタイトルを獲得したメルセデスは、現在ワークスチーム以外にもウイリアムズとフォース・インディアにパワーユニットを供給している。