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ラトバラ「大量得点の好機を逃したことは痛手」/WRC第8戦ポーランド デイ3コメント

2017年07月02日 16:22  AUTOSPORT web

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ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC世界ラリー選手権は7月1日、第8戦ポーランドのSS11~19が行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合首位をキープしている。トヨタのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)はマシントラブルでデイリタイア。総合24番手までポジションを落とした。

■Mスポーツ
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)/デイ3総合4番手
「簡単な1日ではなかった。対処することがたくさんあったけど、デイ3を終えて今の順位にいることには満足している」

「もっとも重要なことは戦いを続けていて、チャンピオンシップにとっても重要なポイント獲得のチャンスがあるということだ」

●オット・タナク(フォード・フィエスタWRC)/デイ3総合2番手
「いろいろなことが起きた1日だった。それでも、まだ僅差で優勝争いを続けられて満足だよ」

「午後にはリヤウイングを失う不運があり、かなりかなりタフな戦いになってしまった。新型WRカーにはエアロパーツがたくさんついていて、そういったパーツがパフォーマンスの違いを生む。そのなかでも1番重要なパーツを失ってしまったのだから、簡単ではなかったよ」

「できる限りベストを尽くした。それに、ドライビングをより快適にさせるために、いくつかセットアップも変えた。まだ極めて困難な状況だったけど、ティエリー(・ヌービル)にも問題があったから、優勝争いは続いている」

「今週末、彼も非常に手強いから、僕らも戦い続けなければならない。まだ優勝争いに絡んでいるから、明日はエキサイティングな1日になりそうだね。天候も戦いを面白くしてくれそうだ」

●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/デイ3総合9番手
「完璧な1日ではなかったけど、間違いなく良くなってきた。今日はコンディションがドライになってきたことで、僕らの状況は改善した」

「午前中のステージはまだかなり滑りやすかったけど、午後はいくつかのセクションで状況が有利に働いたと思う」

「明日はまたウエットになりそうだから、また僕らにとって困難な1日となりそうだ。クリーンに戦いきること、次回のためにペースノートを完璧にすることに集中するつもりだ」

■ヒュンダイ/ヒュンダイ・モータースポーツ
●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ3総合3番手
「昨日に比べて今日ははるかに良いコンディションだった。特に午前中がね。そのおかげでより平等なコンディション下でマシンにも大きな自信を持てた。本腰を入れてラリーに取り組むことができ、ドライビングを楽しめたよ」

「前後のマージンが大きかったので総合4位が確実だと思った。4番手のポジションを確保することにだけ集中した。チャンピオンシップで重要になってくるからね。午後にもう2回ステージ優勝を獲得し、ヤリ-マティ(・ラトバラ)のリタイアの後で総合3番手になった。彼には同情するよ」

「でもそれと同時に表彰台のチャンスを掴むことができたので嬉しい。予想していなかったけど、大歓迎の結果になった」

●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ3総合首位
「なにかにつけ、とても張り詰めた1日だった。午前中は着実に走行でき、接戦の首位争いを楽しむことまでできた」

「序盤のステージで首位の座を失ったけど、SS14で猛プッシュし、順位を取り返すことができた。1日が終わってみるとスタート時と同じリードだったから、ほとんど無意味な走行だったかもね!」

「僕たちは諦めないと心に決めていたから、できる場面ではプッシュした。そして午後はステージ優勝で始めることができたんだ。残念ながら左リヤタイヤのパンクのせいでSS16ではタイムを何秒も失った」

「オット(・タナク)も彼自身のトラブルで苦しんでいたので、その機会を利用して失ったタイムを取り戻した。最後から二番目のステージでは、僕たちが走行する時に大雨が降り出してきたから、少し手を焼いたよ。本当についてなかった」

「幸い、それでも僕たちは最速タイムを記録しリードを取り返した。大きなタイムのアドバンテージがあるわけじゃないから日曜日も油断することはできない。総合優勝はまだ誰にでも可能だし、オットが僕たちを狙っていることは分かっている」

●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ3総合5番手
「ステージのコンディションが改善したのと、マシンにも一層自信が持てたので、今日の走行ではタイムを伸ばすことができたよ。いくつかのステージでは全開でプッシュすることができた。(セバスチャン・)オジエと接近したバトルができて楽しかった」

「午前中の走行終盤でなんとか彼を抜こうとしたけど、ポジションを守ることしかできなかった。最後のふたつのステージはあまり良くなかったね。SS17のヘアピンで大きなミスをしてしまってタイムを失ったし、SS18の終わりの方でパンクに見舞われてしまった」

「ステージの終盤だったのが本当に幸運だったよ。日曜日もいろいろなことが起きるだろうね」

■シトロエン/シトロエン・レーシング
●アンドレアス・ミケルセン(シトロエンC3 WRC)/デイ3総合10番手
「今日のパフォーマンスには満足している。オープニングステージから、難しいコンディション下でもマシンは速いと感じた」

「もちろん改善し続けるために努力を続けていたけどね。2回目の走行は、轍でパンクするリスクを犯したくなかったから、少しペースを抑え気味にしたんだ」

●ステファン・ルフェーブル(シトロエンC3 WRC)/デイ3総合7番手
「今日は良い1日だった。僕にとってシトロエンC3 WRCでの最高の1日だったのは間違いない。ステージからステージへ進むのに正しいペースとセットアップを見つけるのは簡単ではなかった」

「でも全体的に見ればすべてうまくいったし、大きなリスクを取ることなしにプッシュすることができたよ」

「総合順位でさらに上に行くために、集中してちょっとしたチャンスでも活かせる態勢を維持するつもりだ。まだ4ステージ残っているからね!」

●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)/デイ3総合13番手
「今日はマシンの感触が一層良かった。ステージをこなしていくほど、自信をつけていくことができたよ。それでも出走順が一番手だったから簡単ではなかった」

「グリップの変化に対応しなければならなかったしミスもいくつか犯してしまった。この週末で得た経験が(第9戦の)ラリー・フィンランドで自分の役に立つことを願っている」

■トヨタ/TOYOTA GAZOO Racing WRT
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ3総合24番手
「SS16の途中でクルマにトラブルが発生し、走行を続けることができなくなった。それまではクルマのフィーリングがとても良かったから残念だ」

「ポイントを大量に獲得できる好機を逃したことはシリーズ争いにとって痛手だけど、明日はパワーステージも控えているし、諦めず戦い続けるよ」

●ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ3総合11番手
「午前中のステージでターボの加給圧に関するトラブルが発生し、エンジンの回転数を高く保って走る必要があった。しかし対処法は理解していたから、善処することができたよ」

「午後は問題は起こりませんでしたが、スローパンクチャーによるタイムロスが残念だったね。大変な1日だったけど、重要なのはこのタフなデイ3を最後まで走り切ったこと。明日のラリー最終日は、ポイントの獲得を目標に頑張っていく」