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イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第9戦ドイツGP 予選レポート

2017年07月02日 16:12  AUTOSPORT web

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中上貴晶/イデミツ・ホンダ・チーム・アジア
雨に翻ろうされた予選で中上は9列目
パウィは11列目からドイツGPの決勝へ

2017年7月1日(土)
Rd.09 ドイツGP
ザクセンリンク・サーキット
コンディション:ドライ(FP3) / ウエット(Qualifying)
気温:17℃ 路面:21℃

 土曜日午後の予選は、雨によるコンディションの変化に翻ろうされ、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は9列目25番グリッド、チームメートのカイルール・イダム・パウィは11列目32番グリッドからのスタートとなりました。この予選で中上が記録したベストタイムは1分34秒788。パウィのタイムは1分41秒650でした。

 ドライコンディションとなった午前のFP3は、良好な内容でした。リア用にミディアムコンパウンドのニュータイヤを装着して走行した中上は、初日よりもフィーリング、ラップタイムともに前進を見せ、このセッションは3番手としました。パウィは初日の走行で苦戦していた区間で改善を見せてタイムを1.292秒縮め、27番手につけました。

 午後の予選は濡れた路面で始まりましたが、しばらくすると大半のライダーがピットへ戻るほどの本降りとなりました。セッション終盤に向けて雨が弱まり、路面の水量も変化する難しいコンディションの中、中上は一時15番手まで順位を上げましたが、そのあとにほかの選手たちがそのタイムを上回り、厳しいグリッドから明日の決勝レースを迎えることになりました。一方、パウィは最後尾からのスタートですが、レースでの巻き返しに向けて集中力を高めています。

 明日は、現地時間午前9時10分(日本時間午後4時10分)から20分のウォームアップ走行が行われ、29周の決勝レースは午後12時20分(日本時間午後7時20分)にスタートします。

中上貴晶 (25番手 / 1'34.788 / +2.629)
「予選はトリッキーなコンディションになり、ウエットで速さを発揮できない課題が浮き彫りになるセッションでした。この問題は、チームと力を合わせて早急に解決したいと思います。午前のドライコンディションでは、ミディアムコンパウンドのタイヤで安定した高い水準のタイムを記録できました。明日は厳しい位置からのスタートですが、全力で前方の集団を追い上げます」

カイルール・イダム・パウィ(32番手 / 1'41.650 / +9.491)
「午前のドライコンディションでは着実にラップタイムを向上させていますが、ウエットコンディションでは、どのコーナーでもリアからの振動があって旋回が難しく、集中力を維持することが困難でした。明日はドライでレースできることを望んでいます」

岡田忠之 チーム監督
「今日の午後は、コンディションが変化して苦戦を強いられるセッションになってしまいました。ライダーたちが今回のような状況下で苦戦する原因がどこにあるのか、データを見ながらしっかり究明します。明日のレースは、中上は厳しい位置からのスタートですが、ドライでは非常に安定しているので、がんばって追い上げてほしいです。パウィは、自己ベストタイムを更新することを目標にレースに臨んでほしいです」