ウイリアムズF1チームを追った、英国アカデミー賞(BAFTA)受賞監督であるモーガン・マシューズによる新しいドキュメンタリー映画が今夏公開される。
映画はフランク・ウイリアムズの妻バージニア・ウイリアムズによる1991年の著書『A Different Kind of Life』をもとにしており、モータースポーツにおける最も稀有なストーリーのひとつを、率直に真実に沿って、ありのままに描いている。
フランク・ウイリアムズは「私がモーターレーシングの一部であることを楽しんでいるのと同じように、ファンもこの映画を楽しんでくれることを願っている。チームの舞台裏の人々と私の家族の両方が、このストーリーのなかで真のヒーローとして描かれていることが嬉しい」とコメントした。
ウイリアムズのチーム副代表を務めるクレア・ウイリアムズは、次のように語っている。
「この映画は父の人生における、ふたつの偉大な愛の物語です。父のレースに対する純粋な情熱については誰もが知っていますが、父と母の結婚についての驚くべきストーリーや、モータースポーツと結婚生活が、山あり谷ありのチームの旅路のなかでどう共存していたのかについて知っている人は、あまりいないでしょう」
「チームが成功していくうえで、母がどれだけ力になっていたかに光が当たり、うれしく思っています。またチームが歴史を刻む過程において、ときには挫折を味わいながらも勇気を持って家族をひとつにまとめ、最終的にはビジネスにも関わっていったのです」
ドキュメンタリーにはパトリック・ヘッド、ジャッキー・スチュワート、ナイジェル・マンセル、ネルソン・ピケらのインタビューも含まれており、今まで公開されたことのない真実についても率直に語られるという。
8月2日にイギリスで行われる試写では、クレア・ウイリアムズ、モーガン・マシューズ、その他の特別ゲストによる質疑応答の限定特典映像も公開予定。8月14日にはDVDやBLU-RAYも発売される。
クレア・ウイリアムズは最後に、以下のように述べた。
「レースの喜びというビジョンを共有し、この映画の完成を可能にしてくれたパートナーのマルティーニに感謝したいと思います」
「ひとりの男が、レースに向けた夢を勇敢に追求する様が人々の心を捉え、ファンを勇気付けることを願っています」
「結局のところ、このスポーツをいまの姿に作りあげてきたのはファンであり、そのことをウイリアムズが忘れたことはありません。これは彼らのチームの真実の物語なのです」