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石井裕也が作・演出 勝地涼&笠原秀幸の二人芝居『宇宙船ドリーム号』

2017年06月30日 17:21  CINRA.NET

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ともだちのおとうと 第一回公演『宇宙船ドリーム号』チラシビジュアル
演劇ユニット・ともだちのおとうとの舞台『宇宙船ドリーム号』が、9月21日から東京・池袋の東京芸術劇場 シアターウエストで上演される。

俳優の勝地涼と笠原秀幸が結成した演劇ユニット・ともだちのおとうと。第1回公演となる『宇宙船ドリーム号』は、脚本と演出を『舟を編む』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』などの映画監督・石井裕也が手掛けた作品となる。『宇宙船ドリーム号』の舞台は近未来。笠原秀幸演じる宇宙船販売業者のクルビロと、勝地涼演じる幼なじみのロドリゴが、忘れかけていた夢を叶えるため宇宙を旅するという内容の二人芝居だ。

石井裕也は酒の席で今回のコラボレーションが決定したことを明かしているほか、「僕にとって舞台の演出は初めての試みですが、そんなものは言い訳になりません。彼らの挑戦に便乗しない手はありません。三十を過ぎて『夢』を追いかけるのは、馬鹿げているようで、とても素敵なことだと思うんです」と述べている。

チケットの先行販売は、7月1日10:00から公演オフィシャルサイトで開始。一般発売は7月30日10:00にスタートする。

■石井裕也のコメント
あれはいつだったか、酔っ払った勝地君と笠原君が、深夜三時頃突然夢を語り始めました。「二人芝居がやりたい!」と。ビックリしました。三十歳を過ぎた男の「夢」の話なんて、そういえば随分永らく聞いていませんでしたから。とにかく彼らの夢の話は熱かったし、何よりとてもピュアなものに感じたんです。僕も酔っ払っていたので、その場のノリで「俺もやりたい」と言ってしまいました。そして、本当にやることになりました。
彼らは、二人芝居という全く新しい挑戦をしようとしています。これからきっと大きなプレッシャーにさいなまれ、ボロボロになると思います。夢を叶えようとするには当然代償が伴いますから、仕方ありません。それでも立ち上がり、勝負に出ようとする彼らの姿を一番近くで見届けたいと思っています。僕にとって舞台の演出は初めての試みですが、そんなものは言い訳になりません。彼らの挑戦に便乗しない手はありません。三十を過ぎて「夢」を追いかけるのは、馬鹿げているようで、とても素敵なことだと思うんです。
あの日、夢を語っていた時の二人の熱い思いが、そっくりそのままの形で観客の皆さんに届けられるように、頑張ります。