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プレマ・セオドールレーシング 2017イタリアンF4第3戦バレルンガ レースレポート

2017年06月30日 12:12  AUTOSPORT web

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マーカス・アームストロングはレース2のポールポジションを獲得
イタリアンF4 マーカス・アームストロング、バレルンガで勝利!
2017年6月24~25日
イタリア・ローマ/バレルンガ・サーキット

 イタリアF4選手権、ラウンド3は前戦のアドリアから移動しローマ郊外の伝統のサーキット、バレルンガへと舞台を移した。週末を通して好天候に恵まれたラウンド3は、土曜日に2回の予選とレース1、日曜日にレース2、レース3が行われた。

 1回目の予選ではFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)ドライバー #9マーカス・アームストロングは僅かな差でポールを逃し2番グリッド。
 
 しかしすぐあとに行われた2回目の予選では激しくプッシュしポール奪回に成功した。
 
 同じくFDAドライバーのチームメイト#74 エンゾォ・フィッティパルディの予選1回目は8番手だったものの、2回目は12番手と中段に沈んだ。

レース1
 レッドシグナル消灯とともにレースはスタート。しかしマーカスはポジションを落としてしまい3番手にドロップ。
 
 一方のエンゾォはスタートからサイド・バイ・サイドの状態が続き接触。コースアウトしてしまいそのままレースを終えた。

 マーカスはライバルであるロシアンドライバー #42アーデム・ペトルブ(DRフォーミュラ)と長い間バトルをし、オーバーテイクに成功。2位表彰台を獲得した。

レース2
 マーカスはポールからスタートしそのままトップを維持。トップ3台が接戦を繰り広げるなか、ペドルブをかわし#80 ドルゴビッチ(VAR)が2位に浮上。ピタリと付いて離れずの接戦となった。
 
 中盤にペドルブがドルゴビッチをかわして再度2位に浮上。マーカスはスパートをかけて後続を引き離し最終的に約1.5秒の差をつけて優勝を決めた。
 
 エンゾォは一時的に順位を落としたものの12位のまま走行を続けてフィニッシュし、完走。ルーキーポディウム2位を獲得した。

レース3
 この週末の最後のレース。マーカスは3番手、エンゾォは12番手からのスタート。
 
 スタートでポジションをキープしたマーカスだが激しいバトルをしながらレースは進むもポジションを一つ落としての走行。結局、挽回はできず4位のままゴール。
 
 エンゾォはスタート直後に順位を落とし16位までドロップ。その後、徐々に追い上げてポジションを戻し最後は14位でフィニッシュ。ふたたびルーキーポディウムを3位を獲得した。

 次のレースは3週間後の7月14~16日、イタリアのムジェロで開催されます。

ドライバーのコメント
#9 マーカス・アームストロング
 バレルンガでは良い週末を過ごせました。フリープラクティスでセットアップを進めて良いコンデションに仕上げ、二つの予選で今シーズン二回目のポールを含むフロントローを獲得できました。
 
 レースではタイヤのライフを保つ為に考えながら走り手堅く攻めました。結果は2位・1位・4位で、ポイントもたくさん稼げました。
 
 最後のレースとなるレース3で4位と言うのは正直満足できませんが、全体的に良い週末だったと思います。

#74 エンゾォ・フィッティパルディ
 このバレルンガで起こった全ての出来事は決して望んだ結果ではありませんでした。予選も決勝もベストな結果を出せませんでした。次のラウンド4は、より強くなって戻ってきます。