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ドトール新業態「本と珈琲 梟書茶房」開店、柳下恭平が選書した袋綴じ書籍の販売も

2017年06月30日 07:33  Fashionsnap.com

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柳下恭平が選定した本と、その作品に合わせて菅野眞博がブレンドしたコーヒーをセットにした「梟叢書(ふくろうそうしょ)」 Image by: FASHIONSNAP
「エソラ(Esola)池袋」4階に、ドトールコーヒーの新業態カフェ&ブック「本と珈琲 梟書茶房(ふくろう しょさぼう)」が6月30日にオープンする。約3,000冊がそろう書籍は、神楽坂の書店「かもめブックス」を手掛けるエディトリアル・ジェットセットの柳下恭平が選書した。以前はアパレルのセレクトショップなどが入居していたフロアだが、施設の段階的なリニューアルに伴い、メトロプロパティーズが同店舗とメガネストア「オーマイグラス 東京(Oh My Glasses TOKYO)」の2テナントを誘致。1フロアに両店舗が溶け込むように構成され、池袋駅の利用者が時間調整などを目的に立ち寄りやすくしたという。

 「本と珈琲 梟書茶房」の店内は大英図書館のようなイメージで、「読書と珈琲を楽しむゾーン」「珈琲と食事を楽しむゾーン」「物思いに耽るゾーン」「お喋りするゾーン」と4つのエリアに分類。「読書と珈琲を楽しむゾーン」には一人で本と向き合えるアカデミックエリアが設けられ、「お喋りするゾーン」にはテラス席を用意するなど目的別で使い分けることができる。「普段本屋に行かない人に本を読んでもらう工夫」(柳下恭平)として、販売する約2,000冊はすべてタイトルが非公開になっている袋綴じの「シークレットブック」として展開。柳下による紹介文と番号がそれぞれに振られ、各書籍を読み終えた後に勧める作品の番号もあわせて紹介する。コーヒーは、日本スペシャルティコーヒー協会理事で同トレイニング委員長のドトールコーヒー菅野眞博が開発した「梟ブレンド」をサイフォンで抽出して提供。柳下が選定した本と、その作品に合わせて菅野がブレンドしたコーヒーをセットにした「梟叢書(ふくろうそうしょ)」を毎月数量限定で販売するなど、カフェ&ブック業態ならではのメニューをラインナップする。
 メトロプロパティーズは、池袋駅西口の大規模店舗の開業や駅の空きスペースを活用した店舗開発を行っており、エソラ池袋では2015年からリニューアルを実施している。同年に「HMV」が3階にオープンしたことで男性による利用が施設全体で増えたといい、これに伴いウィメンズのショップのみを展開していた2階にメンズのショップを導入。「本と珈琲 梟書茶房」に関しては施設利用者のアンケート結果に基づき、「オーマイグラス 東京」とあわせて時間調整にも使えるだけではなく、近辺の他の商業施設との差異化を図る狙いでオリジナリティーを重視したという。リニューアル前はアパレルの店舗が多かったが、ショッピング需要だけではなく「わざわざ行きたくなるスポットを増やしたい」(同社担当者)とし、池袋駅西口を盛り上げていきたい考えだ。



■本と珈琲 梟書茶房住所:東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋 4階営業時間:10:00~22:00(21:30ラストオーダー)面積:330.37平方メートル
Esola 池袋:公式サイト