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ナノ・ユニバースがリブランディング、新レーベルが続々登場

2017年06月29日 20:03  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

展示会の様子 Image by: FASHIONSNAP
「ナノ・ユニバース(nano universe)」が2017-18年秋冬の展示会を開催し、二ノ宮和佳子と戸賀敬城をディレクターに起用しリブランディングしたプライベートブランドを披露した。ウィメンズからは、約3年間休止していたレーベル「ナノ・オドラント(nano・ORODANTES)」が二ノ宮のディレクションのもと再始動するほか、新レーベル「ナノ・ライブラリー(nano・LIBRARY)」が本格的にスタート。メンズとウィメンズの中心購買層は32歳だが、リブランディング後はより高感度なイメージを打ち出し、新たに40代~50代にもアプローチしていきたい考えだ。


 ナノ・ユニバースは、ブランドロゴの変更や内装の刷新、ウィメンズ・メンズ共にディレクターを起用するなど、従来のメンズ色の強いブランドイメージから、女性にも意識されるブランドへとリブランディングを図っている。今回発表された「ナノ・オドラント」は30代後半~50代の女性に向けて、上質な素材とシルエットにこだわり、カジュアルさを取り入れながらも上品でエレガントな女性らしさとジェンダーレスなイメージのミックススタイルを提案。フリルやプリーツ、レースなどを多用し、女性らしさとともにビンテージ感を演出している。「ナノ・ライブラリー」は、ジェンダーレスとフェミニニティという相対する2つの要素を組み合わせ、「ナノ・オドラント」に比べて少しメンズライクなスタイルを提案する。価格は既存の「ナノ・ユニバース(nano・universe)」に対して「ナノ・オドラント」が約2.5倍、「ナノ・ライブラリー」が約1.5倍となる。両ラインとも、都心の店舗を中心に約20店舗で販売される。
 メンズではデッツ松田が監修する新レーベル「ナノオルター(nano alter)」を始動。音楽プロデューサーでミュージシャンの高木完が監修するブランド「ダル(DAL)」や、細谷武司が手掛けるブランド「ピールアンドリフト(PEEL&LIFT)」とのコラボアイテムを発表している。また、メンズの「ナノ・ライブラリー」は戸賀により、富裕層に向けたエレガントでラグジュアリーなエッセンスを加えて展開される。