フォーミュラEに参戦しているDSヴァージン・レーシングは、7月15~16日に開催されるWEC世界耐久選手権ニュルブルクリンクに出場するホセ-マリア・ロペスの代役として、アレックス・リンを起用する。リンはサム・バードとコンビを組み、フォーミュラE第9・10戦ニューヨークePrixに挑む。
ロペスはWECのチームメイトであり、現在フォーミュラEのポイントリーダーであるセバスチャン・ブエミと共に、WEC第4戦ニュルブルクリンクにTOYOTA GAZOO Racingから参戦するため、フォーミュラEのニューヨークePrixを欠場する。
リンはDSヴァージン・レーシングのリザーブドライバーとしてロペスの代わりに、メキシコで行われたマシンのシェイクダウンに参加済み。来シーズンのマシン開発も担っており、競争力の高さを発揮するデビュー戦となるとみられる。
なお、リンはチームのファクトリーでシミュレーターを使用したテストを続けるなど、レースデビューに向けた準備を進めている。
「自分のスケジュールにニューヨークePrixが組み込まれて、とても楽しみだ」とリン。
「素晴らしいドライバーであるサム(・バード)と一緒にレースができるというのは、とても良いことだ。彼はフォーミュラEに初参戦する僕にとっての最高の指導者になる」
「シーズンも終盤に差し掛かり、明らかに周りのドライバーたちの方が速いだろう。しかし、僕たちは万全の体制でレースに臨む準備ができている」
なお、リンはGドライブ・レーシングからWECに参戦しているが、フォーミュラE参戦のためWECニュルブルクリンクは不参加。代役にはELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズで活躍するベン・ハンリーが選ばれており、ロマン・ルシノフ、ピエール・ティリエと共に26号車オレカ07・ギブソンをドライブする。