トップへ

「数も重要な要素」。2016年の雪辱目指すベントレー、スパ24時間は3台体制に

2017年06月29日 16:02  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

7号車と8号車、2台のベントレー・コンチネンタルGT3を走らせるベントレー・チームMスポーツ
ブランパンGTシリーズに2台のベントレー・コンチネンタルGT3を投入しているベントレー・モータースポーツは、シリーズ第7戦として開催される伝統の耐久レース『スパ・フランコルシャン24時間』に、3台目のワークスマシンを参戦させる。

 6月24日に行われた第6戦ポール・リカール1000kmで、アンディ・ソウセック、マキシム・スーレ、ビンセント・アブリル組の8号車コンチネンタルGT3が2017年シーズン初勝利を挙げたベントレー。

 2016年のスパ24時間ではレース中盤から終盤まで総合首位争いを展開するも、最終盤になって突如崩れた天候、いわゆる“スパウェザー”に翻弄され、表彰台を逃している。

 そんなベントレーは今季、シリーズにフル参戦している7号車と8号車の2台に、ニュルブルクリンク24時間耐久レースなどで提携しているアプト・スポーツライン(ベントレー・チーム・アプト)のコンチネンタルGT3を1台加えた3台体制とし、7月27~30日に開催されるスパ24時間に挑む。

 3台目のドライバーラインアップは、ニコ・ベルドンク、ジョーダン・ペッパー、クリステル・ジョンズの3名。いずれのドライバーもチーム・アプトから2017年のニュルブルクリンク24時間へ参戦した。

 ベントレー・モータースポーツのブライアン・ガッシュ代表は「我々は数の戦いに挑んでいるんだ」と語った。

「ル・マン24時間で総合優勝を目指すワークスカーは5台。チャンスは5分の1ということになるが、スパではおよそ30台にチャンスがある」

「我々には良い結果が期待できるクルマが3台ある。これは世界三大耐久レースのひとつして数えられるスパ24時間で好成績を得るためには重要なことだ」

「アウディはスパで4台のワークスマシンを走らせているが、メルセデスも同じような台数になる可能性が高い」

 このように語ったガッシュは、昨年のスパ24時間で優勝争いに加わったことで「我々はなにかを証明できた」と付け加えた。

「チームは昨年学んだことを引き継ぎベントレー・チーム・アプトと共有していく。そして強い決意のもと、スパに戻るんだ」

 アプト・チームを加えたベントレーは7月4日(火)に行われる公式テストへの参加を予定している。