MotoGP第9戦ドイツGPの開幕前に、モビスター・ヤマハMotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシ、モンスター・ヤマハ・テック3のヨハン・ザルコが意気込みを語った。
■マーベリック・ビニャーレス(MotoGPクラスランキング2位)
前戦オランダGPで転倒リタイアに終わり、ランキングトップの座から2位へと後退してしまったマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。しかし、トップのドビジオーゾとの差はわずかに4ポイントであり、今レースは巻き返しを図るレースとなる。
ザクセンリンクではMoto3クラス時代の2013年に3位表彰台を獲得。MotoGPでは1年目の2015年に10位、昨年は12位に入賞している。
「ザクセンリンクにはポジティブに臨む。アッセンでの転倒の後、ポイントリーダーからは4ポイントしか離されていない。間違いから学び、それを繰り返さないようにしたい」
「再びマシンにまたがり、今週末のレースに臨むことが待ちきれない。目標は表彰台はもちろん、勝つことだ。ポイントリーダーに復帰することに集中しなければならない」
■バレンティーノ・ロッシ(MotoGPクラスランキング3位)
前戦オランダGPで今シーズン初優勝を飾ったバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。終始トップ争いをリードし、天候の変化にもベテランらしく落ち着いて対応した。
ザクセンリンクのMotoGPクラスでは、2002年、2005年、2006年、2009年に優勝、2013年と2015年に3位に入賞した経験を持つ。
「アッセンの結果は信じられないほどうれしかった。勝利を得ることはいつもすばらしいし、僕にとっても、チャンピオンシップにとっても、この勝利はとても重要だ」
「次のザクセンリンクに向けては、コースが異なると全てが変わる可能性があるので、最適なソリューションを見つけるように取り組まないとならない。ベストをつくそう」
■ヨハン・ザルコ(MotoGPクラスランキング6位)
前戦オランダGPでMotoGPクラス初ポールポジションを獲得したヨハン・ザルコ(ヤマハ)。ルーキーながらここまで表彰台も獲得しており、その速さは本物だ。
オランダGPの決勝では雨が落ちてきたタイミングでレインに賭けたが、その賭けには失敗してしまった。しかし、MotoGPクラス1年目ということもあり、こういう賭けに出ることができるのもザルコの魅力の一つだ。
ここ数年、不安定な天候が続くザクセンリンクでもおもしろいレースを見せてくれるに違いない。ザクセンリンクではMoto2時代の昨年に優勝、おととしも2位表彰台を獲得した経験を持つ。
「ザクセンリンクはとても小さなコースだけど、左コーナーが多くておもしろいコースだ。去年は雨のレースに勝つことができ、いい思い出がある。もちろん、今年は3日間共天気がいいことを望むが、様子を見よう」
「マシンに対していいフィーリングがあり、アッセンではボールポジションを獲得することができ、レースでも序盤は強かった。このペースを維持したいし、ザクセンリンクで表彰台に立って、サマーブレイクを気持ちよく迎えたいね」