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MotoGP:スズキのリンス、オランダGP最終周でのペトルッチへの進路妨害を謝罪

2017年06月29日 13:22  AUTOSPORT web

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ペトルッチに対する進路妨害を謝罪するペトルッチ
チーム・スズキ・エクスターのアレックス・リンスは、オランダGPの最終ラップでバレンティーノ・ロッシと優勝争いをしていたダニロ・ペトルッチの進路を妨害したことを謝罪した。

 プラマックレーシングのペトルッチはレース終盤のロッシとの優勝争いの中、リンスとアビンティアレーシングのエクトル・バルベラの後ろで貴重なタイムを失い、コンマ063秒の差でMotoGPクラス初の優勝を逃した。

 進路妨害のせいでヤマハのライバルを倒せなかったと感じたペトルッチはレース後に激怒した。

 レース後、リンスは自分の非を認めたが、彼は高速の6コーナーで後ろからポイントリーダーたちが迫っていることを警告するブルーフラッグは目にしなかったと語った。

「最終ラップではペトルッチに対して小さなミスを犯してしまった。ブルーフラッグは目にしなかったんだ」とリンスは語った。

「コースのライン上にいて、少しラインを空けようとしていた。でも彼が後ろに来ていることは予想していなかった」

「自分の行いについて謝罪するよ」

 オランダGPはリンスにとって怪我から復帰して最初のレースだった。リンスはオースティンで行われた第3戦アメリカGPで左手首を骨折し、スペインGP、フランスGP、イタリアGP、カタルーニャGPの4戦を欠場していた。

 リンスはオランダGPのレース後半、小雨が降り始めたときにピットインして2台目のマシンに乗り換え、17位でフィニッシュ。それでも、レースでの自分のパフォーマンスには満足しており、左手首には何の問題もないと語った。


「1周目は最後尾だった。でも後になって少しずつ他のライダーのオーバーテイクを試していき、雨が降り出す前には14番手を走っていたんだ。僕にとってはすごくポジティブだよ」とリンス。

「タイヤを変えたら状況は少し悪くなってしまった。2周の間、これはウォームアップセッション(予報とは反対に激しい雨が降った)と同じことが起こるんじゃないかと考えていたんだ」

「とにかく、僕たちはもう次のレースのことを考えている。バイクの感触はとてもいいし、手首にはもう何も問題を感じていないよ」