MotoGP第9戦ドイツGPの開幕前に、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスとダニ・ペドロサが意気込みを語った。
■マルク・マルケス(MotoGPクラスランキング4位)
ザクセンリンクでは、2010年の125ccクラス、2011年と2012年のMoto2クラス、そして、2013年以降のMotoGPクラスで7年連続ポールtoウインを飾っているマルク・マルケス(ホンダ)。
昨年はウエットからドライに路面コンディションが変わる状況を的確に見極め、だれよりも早くスリックを履いたマシンへの乗り換えを決断。追い上げて、トップに立つと、2番手以下に大量のリードを築いて優勝した。
タイトなザクセンリンクはホンダのマシンにもマッチしており、今年、8連勝(MotoGPクラスでは5連勝)を成し遂げることができるかに注目が集まる。唯一の懸念材料はザクセンリンクのコースが今年全面再舗装されたこと。これによりタイヤやマシンのセットアップにどのような影響が出るのかがポイントとなる。
「ザクセンリンクではここ数年間はうまく走れた。今年、コースは再舗装されたから、当然コースコンディションを確認する必要がある。アッセンのように、どのような状況に対しても可能な限りうまくマネージメントするために、集中しなければいけない」
「ポイントリーダーのドビジオーゾから11ポイント差。今年のチャンピオンシップはとてもオープンだ。今後のレースに向けて徐々によくして行くために、懸命に働き続け、落ち着いて取り組まないとならない」
■ダニ・ペドロサ(MotoGPクラスランキング5位)
ザクセンリンクのMotoGPクラスでは、2007年、2010年、2011年、2012年に優勝を飾り、通算6度の表彰台を獲得しているダニ・ペドロサ(ホンダ)。昨年は表彰台は逃したものの6位に入賞。
得意とするザクセンリンクでシーズン前半を締めくくり、チャンピオンシップ争いにとどまることができるかどうかに注目が集まる。
「ザクセンリンクは好きなコースのひとつ。レースに向けて可能な限り最善の準備をしよう。正直、再舗装されたコースがどうなのかは分からない。予測することが難しいけど、バイクとタイヤのいいフィーリングを得たい」
「チームとして僕たちはよい仕事に取り組み、物事が正しく進むことは分かっているから、このメンタリティを維持し、状況に応じて最適に機能するタイヤを理解しよう。チャンピオンシップはとても接近している。早くバイクに乗り、日曜にいい結果をねらいたい」