アルバム『奥田民生になりたいボーイに贈るプレイリスト』が9月13日にリリースされる。
同作は、9月16日から公開される大根仁監督、渋谷直角原作の映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』の劇中で使用されている奥田民生の楽曲15曲を収録した作品。収録曲は“息子”“愛のために”“マシマロ”“CUSTOM”など。選曲は大根監督が担当した。また特典として渋谷によるスピンオフ漫画が付属する。
大根監督は選曲について「原作漫画の選曲は、ひねくれ者のチョックンらしくヒット曲やシングル曲がほとんど使われていないので商品として成立させにくい。なので、【ベタなシングルベストみたいにならないように、でも決め所は誰でも知ってそうなメジャー曲で、それでも民生ファンが聴いたら『そこ選ぶか!』と思われたいし、あーでも最後はやっぱり『CUSTOM』しかないっしょ!】みたいなカンジで選曲させていただきました」と明かしている。
また映画で主演を務めた妻夫木聡は「民生パイセンの曲がどれも良過ぎて何を買っていいかわからないと思っているあなたも、これ一枚で夏の暑さも吹っ飛びます!これであなたも奥田民生になりたいボーイズ&ガールズに仲間入りだ!」とコメント。
渋谷は原作とは異なる楽曲群について「大根さんは大根さんで選んだ曲が並んでいる、どこか大根さんらしいな、と納得できるような印象のリストだったんですよね(基本アッパーめなところとか)。『民生ベスト』の編集テープをお互い聴かせ合った、みたいな不思議な面白さで。皆さんの『なりたい選曲』も知りたくなる、そんな気分になるコンピです」とのコメントを寄せている。
■妻夫木聡のコメント
まだ奥田民生を知らない皆さん、朗報です!
民生パイセンの曲がどれも良過ぎて何を買っていいかわからないと思っているあなたも、これ一枚で夏の暑さも吹っ飛びます!これであなたも奥田民生になりたいボーイズ&ガールズに仲間入りだ!
■大根仁監督のコメント
「奥田民生楽曲を好きに使ってよい」と言われたものの、マイテープ(今だとプレイリストっつーんですかね?)を作るわけじゃないんだから、自分がお気に入りの曲ばかり並べるわけにもいかない。
原作漫画の選曲は、ひねくれ者のチョックンらしくヒット曲やシングル曲がほとんど使われていないので商品として成立させにくい。
なので、【ベタなシングルベストみたいにならないように、でも決め所は誰でも知ってそうなメジャー曲で、それでも民生ファンが聴いたら「そこ選ぶか!」と思われたいし、あーでも最後はやっぱり「CUSTOM」しかないっしょ!】みたいなカンジで選曲させていただきました。
我ながらその狙いは上手くキマったような気がしますが、でも結局は【今、コーロキの頭の中で鳴っていそうな民生曲】ってことなんですよね。
だからコーロキなり妻夫木君が作ったアルバムだと思っていただいて構いません!
■渋谷直角のコメント
自分はどうもヒネクレものな性分なので、原作のマンガを描くときはなんとなく、「イージュー★ライダー」「さすらい」のような世間一般にも「奥田民生といえば!」的な大名曲はあえて使わないぞ、なんて決めたりして。むしろ「674」「一輪の車」「たったった」などのシブめの曲を選んだりしていたのですが、映画は映画で別のモノなので、選曲はどうなるのかな、と思っていたら、なんとこれはこれでわかりやすさとシブめの名曲たちが同居した選曲で、わ、オモシロイなあ、と。大根さんは大根さんで選んだ曲が並んでいる、どこか大根さんらしいな、と納得できるような印象のリストだったんですよね(基本アッパーめなところとか)。
「民生ベスト」の編集テープをお互い聴かせ合った、みたいな不思議な面白さで。
皆さんの「なりたい選曲」も知りたくなる、そんな気分になるコンピです。
※余談すぎてアレですが、僕は「野ばら」という曲も大好きで、マンガでも使いたかったのですが、僕の実力不足でどうにもハマるシーンが描けず、泣く泣くあきらめたんですよね。それ、大根さんに言えばよかった、もしかしたら最高の「野ばら」がかかるシーンを撮ってくれたかも、、と今さらながら思ったりして。