インディカー・シリーズに参戦する元F1ドライバーのエステバン・グティエレスは、インディカーのカレンダーにメキシコでのレースを復帰させることを希望している。
インディ500予選で負傷したセバスチャン・ブルデーの代わりにデイル・コイン・レーシングのシートをゲットしたグティエレス。インディカーにメキシコ人ドライバーが参戦するのは、2012年インディ500でのミシェル・ジョルダインJr.以来だ。
かつてはチャンプカーのスケジュールに含まれていたメキシコでのレースだが、インディカーと合併後はメキシコでのレースは開催されていない。
グティエレスは、メキシコでのレースをカレンダーに復帰させることを希望していてる。その候補地として可能性があるのがプエブラのオーバルだ。
2005、2006、2008年に世界ツーリングカー選手権も開催された1.25マイルオーバルとインフィールドにロードコースもあり、2006年からはメキシコ24時間レースも開催されている。
「今は本当にたくさんのことができる時で、集中しているよ。僕のインディカーへの参戦で、将来メキシコでのレース増加の可能性が高まると確信しているんだ」
「僕がインディカーに参戦することに多くのメキシコ人が喜んでいる。メキシコを代表しているポジションにいることを光栄に思っているよ。メキシコはアメリカンレーシングにおいて大きな歴史を持っているし、今後も歴史を重ねられることを楽しみにしているんだ」とグティエレス。
200年代初めには、モンテレイとメキシコシティでチャンプカーのレースを開催。エイドリアン・フェルナンデスやジョルダインJr.、マリオ・ドミンゲスといったメキシコ人ドライバーも活躍した。
グティエレスも彼らのようにインディカーでの活躍を願っており、27日にはアイオワでのテストでオーバルデビューも果たした。
「本当に気に入ったことのひとつは、技術的な変化や車の動きをひとつひとつ感じることができることだよ、そのすべてがクルマにどのように影響を与えているのか理解することに役立つんだ」
「本当に知識を向上させるので、テストでこのようなタイプの経験をすることをドライバーたちに勧めたいね」