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サム・バード、フォーミュラEを優先してWEC欠場。「NY市民に素晴らしいショーを」

2017年06月27日 16:52  AUTOSPORT web

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WECニュルブルクリンクを欠場し、フォーミュラEニューヨークePrixに出場するサム・バード
WEC世界耐久選手権とフォーミュラEに参戦しているサム・バードは7月15~16日に開催されるWEC第4戦を欠場。同週末にニューヨークで行われるフォーミュラE第9・10戦に出場する。

 2017年シーズン、バードはWECにはAFコルセから、フォーミュラEにはDSヴァージン・レーシングから参戦している。しかし、今季両カテゴリーでは日程のバッティングが多発。7月15~16日はニュルブルクリンクでのWEC第4戦とニューヨークでのフォーミュラE第9・10戦が重なっており、どちらか欠場することを余儀なくされる。

 バードはWECニュルブルクリンク欠場についてフェラーリと合意済み。AFコルセは代役としてトニ・バイランダーかミゲル・モリーナの起用を検討しているとされ、近日中にはWECニュルブルクリンクの正式なエントリーリストも発表される予定だ。

 バードは「FIA公認のモータースポーツが初めてニューヨークで行われる。フォーミュラEが新たな境地を切り開き、その一員となれることに興奮している」とフォーミュラE出場の意気込みを語っている。

「僕はニューヨークの人たちにすばらしいショーを見せることができると思っているし、両日ともたくさんの人たちがレースを見に来てくれることを期待しているよ」

「ふたつのレースの日程が重なってしまうことはチームとドライバーにとって大きな負担にはなるけれど、どちらも見逃すわけにはいかないレースになる」

 バードが所属するDSヴァージン・レーシングでは、ホセ-マリア・ロペスがWECニュルブルクリンクに出場するため、リザーブドライバーのアレックス・リンがニューヨークePrixに出場する。

 リンはロペスに代わり、チームのシェイクダウンテストに参加しているほか、多くの週末でチームと帯同。ニューヨークePrixまでにはシミュレーターテストに加え、ブルックリンで走行テストに臨む。

 ロペスと同様、TOYOTA GAZOO RacingからWECに参戦しているセバスチャン・ブエミも、WECを優先してニューヨークePrixを欠場する見込み。代役には全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦しているピエール・ガスリーの名が挙がっている。