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舞台『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』ジョン・キャメロン・ミッチェル主演で10月日本公演

2017年06月27日 12:42  リアルサウンド

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 ジョン・キャメロン・ミッチェルのブロードウェイ舞台『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が、オリジナルキャストで10月に日本初上演されることが決定した。


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 愛と自由を手に入れるため性転換手術を受けたものの、手術の失敗によって股間に“アングリーインチ(怒りの1インチ)”が残ってしまった、男でもあり女でもあると同時に、そのどちらでもないロックシンガー、ヘドウィグが、幾多の出会いと別れを経験し、傷つき倒れそうになりながらも己の存在理由を問い続け、“愛”を叫び求める姿を描いたロック・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』。1997年よりオフ・ブロードウェイで初上演された本作は、ロングランを記録し、世界各地でも上演され、2001年の映画版はサンダンス映画祭観客賞、監督賞など数々の賞を受賞、2014年にはリバイバル作品としてブロードウェイに進出し、トニー賞4部門受賞という快挙を遂げ、2015年公演では、ジョン・キャメロン・ミッチェルによる“オリジナル”ヘドウィグ登場でトニー賞名誉賞を受賞した。


 日本でも、2004年と2005年に三上博史主演で、2007年、2008年、2009年に山本耕史主演で、2012年には映画監督・大根仁演出、森山未來主演で公演が行われてきた。


 今回の公演では、ヘドウィグの生みの親であるミッチェル自身がヘドウィグを演じ、2007年の山本耕史主演公演に続き、中村中がイツァークを演じる。『銀河英雄伝説』シリーズなどを手がける演出家ヨリコ ジュンが演出を担当し、音楽監督は2012年森山未來主演公演に続き、岩崎太整が担当する。


 公演は、10月14日と15日に東急シアターオーブにて上演される東京と、10月17日にNHK大阪ホールで上演される大阪の2会場で開催される。チケットは、7月29日10時から発売。


 なお、ニコール・キッドマンとエル・ファニングが共演するミッチェル監督の最新作『How to Talk to Girls at Parties(原題)』は、12月2日に日本公開される。


■ジョン・キャメロン・ミッチェル(ヘドウィグ役)コメント
日本のみなさん、こんにちは。
今年10月に『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』特別公演のため、東京と大阪に来日します。
イツァーク役で共演するのは、美しく素晴らしい才能の持ち主、中村中。
彼女は10年前にもイツァークを演じていて、彼女と共演できることが本当に嬉しいです。
そして、ヘドウィグの物語を再びお伝えできることに、今からワクワクしています。
ぜひ、ヘドウィグのことを知らないお友達を連れて観に来てください。
私たちはみんな家族、そして新しい家族は大歓迎です。
ヘドウィグから、愛をこめて。みんなにお会いできるのを楽しみにしています。


■中村中(イツァーク役)コメント
2007年の演出・鈴木勝秀、主演・山本耕史版へドウィグから早10年、ふたたび哀しくも美しいグラム・ロックバンド“ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ”の一員になり、スティーヴン・トラスクの素晴らしい楽曲と戯れられる日が来るなんて、運命は粋ないたずらをします。
しかも今度はニューヨークのオフ・ブロードウェイ版でも映画版でも人々を魅了した“元祖ヘドウィグ”ジョン・キャメロン・ミッチェルと一緒だなんて、私は今幸運の雨を全身で浴び、心まで濡れています。
映画版の“アングリーインチ”はドイツのヘドウィグ、ユダヤのイツァーク、アメリカや中国と様々な国籍のメンバーの集まりでした。アメリカ生まれのジョンと日本生まれの私が一緒に舞台に立ち、様々な壁を越え、愛し合い、最新の最高の“ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ”に成れたらと思います。


(リアルサウンド編集部)