モンスターエナジーNASCARカップは6月25日、第16戦ソノマが行われ、ケビン・ハービック(フォード・フュージョン)が2017年シーズン初優勝を手にした。
110周で争われた決勝レース、ハービックは51周目からのステージ3を10番手でスタートすると、64周目にはトップまでポジションを上げる。
ハービックは、その2周後にグリーンフラッグ下でピットイン。4番手でコースに復帰すると、以降はピットインを行わず、無給油で走りきる作戦に出た。
着実にポジションを上げてきたハービックは、レース残り21周でトップのブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)がピットインする間にトップに返り咲いた。
レース残り5周を迎えると、クリント・ボウヤー(フォード・フュージョン)がデニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)を交わして2番手に浮上。スチュワート-ハース・レーシングがワン・ツー体制を構築する。
トップのハービックは燃料をセーブする必要がありペースを上げられないが、追いかけるボウヤーもギャップを縮めることができず。
加えてファイナルラップには1コーナーでケイシー・ケイン(シボレーSS)が1コーナーでクラッシュしたこともあり、レースはイエローコーションのままチェッカーとなった。
ハービックは2017年初優勝を飾るとともに、カップシリーズで自身初のソノマ戦勝利。また、今季からマシンをフォードにスイッチしたスチュワート-ハースにとってもフォード車での初勝利となった。
3位にはレース終盤にイエローコーションを期待してギャンブルに出たケゼロウスキーが入り、フォードがソノマを制圧する形となっている。
トヨタ最上位はハムリンの4位。5位にカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)と続いた。
モンスターエナジーNASCARカップ第17戦は7月1日、フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる。