WTCCポルトガルラウンド、ボルボが3位と2位に入り、首位をキープ
6月25日(日)にポルトガルにて開催されたFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)で、ポールスター・シアン・レーシングのテッド・ビョークは、難関な公道サーキットであるヴィア・レアルにて、2つの表彰台を獲得し、マニュファクチャラーズポイントの首位をキープしました。
スカンジナビアン・ツーリングカー選手権(STCC)で4度チャンピオンに輝いたテッド・ビョークが、WTCCでドライバーズタイトルと4ポイント差の2位へ躍進しました。
ビョークは第1レースで3位、第2レースでは、30キロのウェイトハンディにも関わらず、レースチャンピオンのノルベルト・ミケリスに挑み、2位でフィニッシュしました。
「私の目標は2つのレースでどちらも表彰台を獲得し、ポールスターの首位をキープすることで、今回はその通りになりました。最大のハンデが課されているにも関わらず、チームは今週末、私に最高の車と自信を与えてくれました。シーズン中盤の現在、ドライバータイトルの4ポイント差にいることにとても満足しています。」とテッド・ビョークは語りました。
チームメイトのニッキー・キャツバーグは、ドライバーのランキングで3位に後退しましたが、2つのレースで5位以内を死守し、首位とは10ポイント差につけています。
「ホンダとのウェイトの違いを考えると、この結果は非常に前向きに捉えています。数ポイント逃してしまったとはいえ3位におり、首位ともまだ近く全く問題ありません。」と、キャツバーグは語りました。
2017年FIAWTCCのレースの半分が終了しましたが、マニュファクチャラーズタイトルでボルボはホンダを28ポイントリードし、首位につけています。
「今週末の結果は、我々の想定以上のものでした。惜しみない労力を発揮してくれたチームの皆に感謝したいです。我々は、首位の座を維持しつつ、この素晴らしい観客のいるヴィア・レアルを去ることになります。この結果に我々は満足しているし、今後のレースの位置付けにとっても素晴らしいことです。」と、ポールスターモータースポーツ部門責任者のアレクサンダー・ムルドゼフスキー・シェドビンは語りました。
ネストール・ジロラミは、テクニカルの問題で苦しみましたが、2つのレースでトップ10の成績を獲得しました。彼の地元アルゼンチンでの巻き返しが期待されます。
「不幸なことに、本日のレース中に振動の不具合が発生し、順位を上に押し上げることができませんでした。モロッコやモンザのように、次の地元アルゼンチンでのレースでは良い結果を残したいです。我々は前に進んでいくことに変わりはありません。」とネスター・ジローラミは語りました。
■WTCCポルトガルラウンド
サーキット:ヴィラ・レアル・サーキット
コース全長:4785m
ラップレコード(WTCC):1:58.385(ハフ)
■レース結果
●オープニングレース トップ5
1 メフディ・ベナーニ(シトロエンC-Elysée) 11周
2 ティアゴ・モンテイロ(ホンダCivic) +0.799
3 テッド・ビョーク (ボルボS60) +1.632
4 トム・チルトン (シトロエンC-Elysée) +2.447
5 ニッキー・キャツバーグ (ボルボS60) +4.459
…
8 ネストール・ジロラミ(ボルボS60)
●メインレース トップ5
1 ノルベルト・ミケリス (ホンダCivic) 13周
2 テッド・ビョーク (ボルボS60) +0.480
3 ティアゴ・モンテイロ(ホンダCivic) +2.200
4 ニッキー・キャツバーグ (ボルボS60) +4.457
5 ロブ・ハフ(シトロエンC-Elysée) +4.587
…
9 ネストール・ジロラミ(ボルボS60)+24.864
■ウェイトハンディ(ポルトガル戦)
モデル/タイム差/ウエイト
ボルボS60ポールスター/0.0秒//+80kg
シトロエンC/Elysée/+0.0秒/+80kg
ホンダCivic/0.3秒/+50kg
シボレーCruze/+0.6秒/+20kg
ラーダヴェスタ+1.2秒+0kg
■選手権ランキング
●ドライバーズ トップ5
1 ティアゴ・モンテイロ (ホンダCivic) 164ポイント
2 テッド・ビョーク (ボルボS60) 77(-4)
3 ニッキー・キャツバーグ (ボルボS60) 85(-10)
4 ノルベルト・ミケリス(ホンダCivic) 81(-27)
5 メフディ・ベナーニ (シトロエンC-Elysée) 73(-31)
…
9 ネストール・ジロラミ (ボルボS60) 52(-106)
●マニュファクチャラーズ
1 ボルボ494ポイント
2 ホンダ466(-28ポイント)