2017年F1アゼルバイジャンGP決勝で、フェラーリのキミ・ライコネンはリタイア(14位完走扱い)に終わった。
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=リタイア(14位完走扱い)
今日はいろいろなことが起きた。僕ら自身にはどうすることもできないことだったけれど、それに対して大きな代償を払う結果になった。
スタート直後のターン2で、(バルテリ・)ボッタスからヒットされた。彼が何をしていたのか、さっぱり分からない。すごく早くブレーキを踏んだ後、それに気づいたらしく、戻そうとして、スピードに乗ったまま僕にぶつかった。そのせいで僕のマシンのリヤエンドがウォールに打ち付けられて、大きなダメージを被った。
完全に彼が悪いのに、僕が代償を払ったんだ。
レースを続けることはできたけど、また不運に見舞われた。フォース・インディア同士が接触して、デブリが飛び、僕のリヤタイヤを壊した。その影響でフロア全体とリヤウイングが傷つき、リタイアすることにした。そしたら赤旗が出たので、コース復帰を目指してみようと思った。メカニックたちは素晴らしい仕事をしてくれた。短い時間のなかでフロアとエンドプレートを交換してくれたんだ。
それでもマシンは完璧の状態ではなく、結局レースを諦めることにした。決勝中に2回もリタイアするなんて、ひどい一日だ。こういうことが起こらなければ、マシンはいいパフォーマンスを発揮したと思うから、悔しい。でも今日は他にどうしようもなかった。全力は尽くした。