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イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第8戦オランダGP 決勝レポート

2017年06月26日 11:32  AUTOSPORT web

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中上貴晶/イデミツ・ホンダ・チーム・アジア
中上がオランダGPで3位表彰台
パウィは26位で完走

2017年6月25日(日)
Rd.08 オランダGP
TTサーキット・アッセン
コンディション:ドライ
気温:17℃ 路面:23℃

 全24周で争われた第8戦オランダGPの決勝レースで、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶が3位に入り、今季3度目の表彰台に登壇しました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは、26位で完走を果たしました。

 現地時間午後2時30分(日本時間午後9時30分)にスタートした決勝レースで、フロントロー2番グリッドからスタートした中上は、序盤から先頭グループを走行。9周目にトップに立つと、以後10周にわたりレースをリードし続けました。トップグループの激しい攻防の中で、終盤になると一度は5番手まで順位を落としましたが、そこから最終ラップに猛チャージをみせ、アッセンで2年連続の表彰台フィニッシュを達成しました。

 9列目26番グリッドスタートのパウィは、メカニカルトラブルを抱えて12周目にピットイン。修復を済ませて再度コースインし、レースを最後まで走りきって26位のチェッカーフラッグを受けました。

第9戦ドイツGPは、6月30日(金)に走行を開始。Moto2クラスのFP1は現地時間午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタートします。

中上貴晶(3位/39'39.750/+0.630)
「トップグループのだれが勝ってもおかしくないほどの激しい戦いでした。一度は5番手に落ちてしまったところから表彰台まで復帰できたので、いいレースができました。最終ラップでは、(ミゲル・)オリベイラ選手(KTM)を8コーナーでオーバーテイクし、最終区間では強みがあると分かっていたので、勝負を仕掛けました。」

「最終シケインでは、バトルをしていた選手が接触していないのにマシンを引き起こしてまっすぐ走っていったのですが、自分はコース内にとどまって、チェッカーフラッグを受けました。次は連戦ですぐにドイツGPなので、この調子でレースに臨み、優勝を狙いたいです」

カイルール・イダム・パウィ(26位/40'50.555/+3Laps)
「今日のレースではマシンにトラブルを抱えてしまい、レース中にピットに戻らなければなりませんでした。金曜から決勝まで、今回は厳しいレースウイークになってしまいました。次のザクセンリンクは、Moto3時代の昨年、優勝したサーキットですが、Moto2では初体験になるので、気持ちを引き締めて臨みます」

岡田忠之 チーム監督
「今日の中上は序盤からペースがよく、力強い走りを披露してくれました。ここ数戦は厳しいレースが続いていましたが、この3位表彰台がいい仕切り直しになりました。中上自身も、達成感のある笑顔で表彰台に上がっていたのでよかったです」

「次のザクセンは昨年ポールポジションを取ったコースなので、連続表彰台を目指します。パウィは残念ながら、シフターのトラブルでピットインを余儀なくされましたが、レースに復帰したあとは落ち着いた走りで、タイムを更新していったのはよかったです。次戦では、彼のポテンシャルを引き出してあげられるように、我々チームも全力でがんばります」