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コンビニ無人化の時代へ! 完全自律型店舗「MOBY MART」はアプリで呼び出せる

2017年06月26日 07:02  Techable

Techable

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韓国のオフィスビル内に無人コンビニが設置されたのは、つい最近のこと。人件費の削減はもちろん、安全性の向上にもつながると、大きな話題を呼んだ。

IoTを用いたさまざまな機能のオートメーション化に比例して、無人店舗への関心も、急速に高まってきているようだ。
・完全キャッシュレスでお買い物
スェーデンのスタートアップWheelys社と中国の合肥大学によって考案された「MOBY MART」は、自動運転による完全自律型コンビニだ。食品や薬など、生活に必要な物品を、24時間体制で販売。アプリを使って好きなときに呼び出し、キャッシュレスで会計を済ますことができるという。

会計までの手順はこうだ。消費者は、マーケットの中からアイテムを選び、携帯電話でスキャンしてから、バスケットに入れる。現金払いはなし。携帯電話に接続されている銀行口座に、取られた商品の代金が自動的に請求される仕組みだ。車両本体にはソーラーパネルを装備し、車内にも一体型空気洗浄機を搭載。環境に対する配慮も、バッチリだ。
・開発スタートは2018年!?
現在、上海でプロトタイプによるベータテストを実施中。今のところ移動は人間の手で行っているが、将来的にはコンピュータービジョンを使って、通りをナビゲートするのみとなるらしい。

店舗実現にかかる費用は、およそ78万ユーロ(約9700万円)。順調に資金を調達できれば、来年から開発に取りかかれるそう。今後の動向に、乞うご期待。

MOBY MART