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アロンソ「本当なら勝つべきレース」。望外の入賞もペース不足を嘆く/F1アゼルバイジャンGP

2017年06月26日 05:31  AUTOSPORT web

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2017年F1第8戦アゼルバイジャンGP フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、F1アゼルバイジャンGP決勝は荒れた展開になったため、チームに当然あるべき競争力が備わっていれば、勝つこともできたはずだと語った。アロンソは9位でフィニッシュ、チームにとって2017年シーズン初ポイントを獲得した。

 アロンソはパワーユニットのエレメント交換により40位降格のペナルティを受け、19番グリッドからレースをスタートした。だがさまざまなアクシデントが相次ぐ展開のなかで、レース半ばには一時5位までポジションを上げた。

 しかしレース終盤、他のマシンを後ろに抑え切ることができず、順位を落とし続け、最終的には9位フィニッシュとなった。

 トップチームのマシンが次々に問題に見舞われたことを考えると、マクラーレンは本来ならこのレースで勝利をつかみとるべきだったが、今のチームにはそれだけの力がないと、アロンソは語った。

「普通の状況であれば、僕らが勝つべきレースだった」とアロンソ。

「最初のセーフティカーが出動した時、僕は(優勝したダニエル・)リカルドの近くを走っていたんだ」

「(ルイス・)ハミルトンはヘッドレストの問題に見舞われ、(セバスチャン・)ベッテルはペナルティを受けた。フォース・インディア2台は後退し、キミ(・ライコネン)はリタイアした……」

「こういう状況なら自動的にトップ2かトップ3に繰り上がる。だから本来なら優勝争いをすべきだった。でも残念なことに今の僕らはそういう状況ではない」


 とはいえ、パワーが重要なこのサーキットで入賞できるとは考えていなかったと言うアロンソは、アクシデントが頻発し、セーフティカーや赤旗が導入された今回のレースでは、すべてが自分に有利に働いたと語った。

「僕らにとって最も不得手なサーキットのひとつで、ペナルティにより19番グリッドからスタートしたにもかかわらず、(今シーズン)最初のポイントを獲得できたというのは、信じられないような出来事だ。本当に驚いた」

「たくさんのマシンがリタイアし、いろいろな動きがあり、僕らにチャンスが訪れた。ウォールにヒットしたりせずに走り続けたよ。あちこちでこすったりはしたけれど」

「今日はすべてのことが僕らにとって有利に運んだ」

「僕らは自動的にいいポジションに繰り上がったんだ。でも、十分な速さがないために、そのポジションを維持できず、もっと大きなチャンスをつかむことができなかった」

「ただ、バクーで2ポイント獲得できるなんて、ここに来る前には考えられなかったことだ。だから大歓迎の結果だけどね」