MotoGPに参戦するマークVDSは、第8戦オランダGPの開催地、TTアッセン・サーキットで、Moto2クラスに参戦するフランコ・モリビデリとの契約を2年間延長したことを発表。同時に、2018年からモルビデリがMotoGPクラスに昇格することも発表した。
モリビデリは、2016年シーズンからMoto2クラスのマークVDSに加入。チームに所属して今年が2年目となる。2017年シーズンは開幕戦カタールGPでMoto2クラス初優勝を飾り、8戦中4勝を挙げて現在Moto2クラスのランキングトップを維持している。
2018年からMotoGPクラスへの昇格が決まったモルビデリは「まず、僕を信じてくれ、このチャンスを与えてくれたマーク・ファン・デル・ストラテンとミシェル・バルトレミーに感謝したい」と次のようにコメント。
「僕のマネージメントチームがすべてを手配してくれるおかげで、今シーズンのレースとライダーズアカデミーに全力で集中することができた。早い段階で(契約を)整理できたことは良いことだよ」
「MotoGPクラスへの昇格は興奮している。同時に、チームとともに最高峰クラスへの一歩を踏み出せてうれしく思っているよ」
「大きなチャレンジだし、僕が楽しみにしていることは間違いないよ。だけど、今は今年シーズンに集中している。MotoGPのことを考えるのはMoto2の最終戦バレンシアまで待たなければならない」
モリビデリの昇格により、現在チームに所属しているジャック・ミラーかティト・ラバットが、2018年に移籍を余儀なくされることになった。
ミラーはホンダとの3年契約の最後の年であり、チームに残留したいという意思を明確にしたが、ミラーはプラマックレーシングと話し合いをしたとも考えられている。
一方、ラバットは、アヴィンティアレーシングと交渉を行っているようだが、チームはラバットを残留させたいとの報道もなされている。
モルビデリの昇格により、現在Moto2チームに所属するチームメイトのアレックス・マルケスは、Moto2クラスに残留予定で、マルケスのチームメイトにはMoto3クラスに参戦するジョアン・ミルが加入すると見られている。